Great Voyageの特徴の一つ「卒業生から学ぶ」という、グレイトヴォヤージュを卒業した大学生や、社会人の先輩方と学生たちを繋げていく企画うを今回も開催致しました。本企画も第6弾となっており、過去の先輩方の授業の様子を下記よりご確認いただけたらと思います。

気になる今回のゲストはグレイトヴォヤージュを卒業後、上智大学総合グローバル学部へ進学した「まこ先輩」をお招きし「スポーツを通して社会を考える」というテーマでお話ししていただきました。以前より変わらずブレない活動をしており、現在は「Go Beyond」の代表としてスポーツを通して共生社会のあり方を、追求しております。

 

その活動の中でまこさんが実感した事が印象的だったのでシェアします。

活動の中で「障害者スポーツ」に関わる機会も多く、ある時に一緒に寝食を共にする機会があったそうです。最初は初めての経験に「どう接したら良いのか?」という事で、どこか身構えてしまっている自分がいたと。でも一緒に寝食を共にする中で気づいたことは、

 

「出会った頃はいつの間にかその人の障害に注目してしまっていた。そのために、その人自体を見ていなかった。でも実際に関わっていく中でその人を見るようになっていた。」

 

このマコさんの話を聞いて、私が感じた事は「人は誰かと出会う時」無意識に、自分との違いに注目しているかもしれないなと。「肌の色が違う、髪型が違う、体格が違う」ちょっとした事かもしれないけど、その違いに注目し勝手にその人のイメージを関わりのないまま自分の中で作っていく。そういう事が、色んな差別や偏見などに繋がっていくのかな?という事を改めて自分自身に問い直すきっかけにもなりました。

 

ぜひこのブログをご覧になっている皆様も「外見だけで人を判断してしまっていないか?自分で関わった事がないけど、メディアなどの情報だけでイメージを固定化していないか?」今一度考えてもらえたらと思います。

 

そして、もう一つマコさんが続けて話してくれたのは、関わっている中でサポートした際に、その方から言われた言葉が何よりも印象に残っていると話してくれました。それが、

 

「ごめんね」

 

という言葉だったという。正直マコさんからするとその言葉を聞いた時に「物凄く悔しくなった」という。こちらもぜひ一緒に考えてみましょう。

 

 

マコさんが悔しさを感じたのは、困った人がいた場合「声をかけたり、サポートする事は当然」なはず。その際に出てくる言葉は、

 

「ありがとう」

 

のはずだけど、「ごめんね」だったという。その経験をした時に私が感じたのは、障害を持っているからという事で、日常の中で理不尽な経験をしたり、障害を持っているからというだけで周りに謝っているのかな?と思うと、本当に凄く悔しかった。

 

という話をしていました。でも、そんな経験の中でスポーツをしている時の姿は凄いイキイキしている姿を目にして、スポーツの可能性を改めて感じたと。

 

 

「ごめんね」と「ありがとう」同じ一言の言葉だけど、その意味はだいぶ違う。誰もが「ごめんね」ではなく、「ありがとう」と言えるような、この社会で過ごす一人ひとりが私らしく過ごせるようにグレイトヴォヤージュでは学生達や卒業生たちと共に語り合い、その社会を実現出来るような取り組みを進めていきたいと思います。

 

 

次回は、最近学生から「GVってコロナに関係なくオンライン授業も両立って凄くないですか?」という話をいただいたので、次回は現在のグレイトヴォヤージュの様子をお届けいたします。