Q.夢に向かって、挑戦と合格の軌跡

私は高校2年生のとき、自分の進路を見つめ直し、日本で大学進学を目指すことを決意しました。そのときから、日本語の学習を本格的に始めました。当時は中国の高校に在籍しており、日本語はひらがなからのスタート。何もわからない状態からの挑戦でした。高校3年生では、日本語の学習を継続しながら、少しずつ自分で数学や化学、物理の受験勉強にも取り組みました。日本語で書かれた問題集を使うことが大変でしたが、自分のペースで学ぶことを心がけていました。高校卒業後、日本に移り住み、沖縄にある予備校「グレイトヴォヤージュ(通称GV)」に入塾しました。ここでの学びが大きな転機となりました。先生方の丁寧で親切な指導のおかげで、日本語だけでなく、受験科目の理解を深めることができました。特に、ただ問題を解くだけでなく、背景や理由を掘り下げて教えていただけた授業は、自分の中で大きな学びとなりました。

 

 

Q.塩谷先生(化学/生物)担当のオススメ

塩谷先生は、化学の基本から応用までを非常に丁寧に教えてくださいました。ただ問題を解くだけではなく、「なぜこの答えになるのか」を考えさせる授業スタイルで、自分自身で深く理解する力を養えました。また、私が質問をすると、その場で一緒に考えてくださり、答えに至るプロセスを丁寧に教えてくれたので、授業が終わったあとも自信を持って学びを進めることができました。

 

 

Q.平安先生(数学)担当のオススメは?

数学では、平安先生が日本で学んだことがない内容(微積分など)を最初から解説してくださり、大きな助けとなりました。単に公式を教えるのではなく、その公式がどのように導き出されたのか、応用できる場面なども一緒に教えてくださったので、自分でも発展的な問題に挑戦することができました。平安先生の教え方は、「ただ覚える」ではなく「理解する」という姿勢を身につけさせてくれました。

 

 

Q.砂川先生(数学/物理)担当のオススメは?

物理に苦戦していた私にとって、砂川先生の指導は本当に心強いものでした。特に、長い文章問題の意味を細かく分解して教えてくださる授業スタイルが印象的でした。物理の日本語表現が難解で悩むことが多かったのですが、砂川先生はその背景や文脈も丁寧に説明してくださり、「なぜこの現象が起きるのか」を論理的に理解できるようになりました。

 

 

Q.GVでの日々について教えて下さい

GVでの生活は、自由でありながら集中できる環境が整っていました。予備校が自宅から近く、授業の合間に家で昼食をとれることなども含め、自分に合った生活スタイルを実現できたことが大きかったです。

 

さらに、先生方が親切に声をかけてくださり、緊張したときにはリラックスできる雰囲気を作ってくれたおかげで、精神的にも支えられました。特に自習中にわからないことがあれば、すぐに質問できる環境があったことは、受験勉強をスムーズに進めるうえで非常に助かりました。

 

また、GVではただ知識を詰め込むのではなく、先生方が対話を通じて理解を深めることを重視してくれました。授業中の対話型の学びが、面接や口頭試問でも役立ち、自分の考えを自信を持って表現する力につながりました。

 

 

Q.未来への決意

化学がもともと得意だった私は、高校時代から環境問題に興味を持っていました。中国で経験した大気汚染のニュースをきっかけに、化学の力で環境問題を解決したいと強く思うようになりました。大学では化学を専門的に学び、将来は研究職に就き、持続可能な未来を支える仕事に取り組みたいと考えています。

 

今回の受験生活を通じて、日本語の壁や新しい環境に適応する難しさを乗り越え、努力の大切さと自己成長を実感しました。この経験を活かし、大学での学びやその先の社会での活躍に向けて、さらに頑張りたいと思います。