Q.合格発表時の様子

合格発表の時間を両親とともに待ち、ドキドキしながらその瞬間を迎えました。そして、合格を確認した瞬間、最初に湧き上がったのは純粋な嬉しさでした。ずっと支えてくれた両親も大喜びしてくれ、その姿を見てさらに嬉しさが増しました。この1年頑張ってきて良かったなって思いと、高校時代から苦労をかけてきた両親に対する感謝の気持ちが強く込み上げました。その感情があふれ、思わず涙がこぼれそうになりました。

 

 

Q.今年の受験と昨年の違い

去年はもう、筆記試験の1科目目を受けた時から手応えがなさすぎて、「ダメかも」という気持ちが強かったです。試験が終わって帰っても「今年ダメなはず」という感じでした。一次試験の結果はその日の夜に出るのですが、待ちたくもないし、「どうせ待っても多分無理だよ」と心の中で思いながら、夜に結果を見ました。

 

過去問を解いている段階でも、1年間一生懸命受験勉強してきたという感覚はあったけど、やはり合格する未来が見えなくて、過去問の点数から「多分ダメじゃないかな」という気持ちがありました。自分なりに勉強してきたものが反映されておらず、「この勉強の仕方がダメだったのかな」と色々考えてしまい、解いている時からメンタルがボロボロでした。当日も自信がない状態で試験に挑みました。

 

今年は過去問を解いている段階で自分の弱点がわかり、逆に強みもあることに気づきました。弱点で取れなくても、強みの部分でカバーできるという自信があり、気持ちが大きく変わりました。1科目目が数学なのですが、去年はそこでボロボロだったからもうダメだと思ってしまいましたが、今年は数学を受けて「予想していたくらいの点数だろうな」という気持ちで、「次の理科で絶対巻き返せるから大丈夫なはず」と切り替えができたことが大きかったです。

 

 

Q.なぜ違いが生まれたのか

やっぱり結局、受験って合計点勝負で、数学での失点分や人より取れない部分の点数を理科でカバーできるという自信がつくぐらい、理科の実力が自分の中についたという思いがあったから、それが大きかったです。

 

どの科目も自分の中で伸びたというのはあるんですけど、3科目(英語、理科、数学)の中で見ても、理科が突出して点数が取れるという思いがあったから、そこが大きかったです。自治医科の理科は知識が細かかったり、時間の制限がすごく厳しいのですが、授業や演習の中で細かい知識までちゃんと教えてもらって、そこの復習をしっかりやりながら知識もつけられましたし、普段から時間を厳しくした状況で演習していたことで、時間の制約に対する体制が身についていたのだと思います。

 

去年は生物から解いて、化学が半分ぐらいしか時間が足りなくて解けないという感じでしたが、今年は自分の中でどう時間配分すればいいかというのが、普段の演習や直前の過去問での対策の中でイメージができていて、そのイメージ通りに解いていくことができたという感じでした。

 

Q.授業内での時間制限に対する取り組みについて

4月・5月の発展クラスから共通テスト形式の演習が始まり、最初はセンター試験形式、次に共通テスト形式の問題に取り組みました。通常の試験時間は60分ですが、演習では40分に短縮し、さらに自分は10月以降さらに5分削られ、35分で解く訓練を行いました。最初は時間が足りないと感じ、どの問題を捨てて得点を最大化するかを考えながら取り組みました。その結果、演習を重ねるうちに解くスピードが向上し、時間配分のコツもつかめるようになりました。最終的には35分で共通テストを解き切ることができるようになり、本番でも自信を持って臨むことができました

 

Q.塩谷先生について

塩谷先生は、常に生徒の状況を気にかけ、適切なタイミングで声をかけてくれる先生でした。高校時代は塾に通っていなかったため、自分の学習方法や進捗が正しいのか判断するのが難しく、常に不安を抱えていました。何をどのように進めるべきか、自分のやり方が合っているのか、すべて自分で決めなければならず、誰かに確認してもらうこともできませんでした。そのため、「このままでいいのか?」という迷いを抱えながら勉強を続けることが多かったです。

 

しかし、塾に通い始めてからは、先生が定期的に声をかけ、進捗を確認してくれたことで、「自分は正しい方向に進んでいるんだ」と実感できるようになりました。特に、勉強の進み具合を気にかけてもらえることが本当に嬉しく、今まで独学で孤独に戦ってきた自分にとって、大きな支えになりました。その安心感が、学習を継続するモチベーションにつながったと感じています。

 

授業の進め方も、自分にとても合っていました。単元ごとに進めるのではなく、関連する知識を他の単元から引っ張りながら授業を進めるため、それぞれの知識が繋がっていく感覚があり、理解が深まりました。この学習法のおかげで、知識を単体で覚えるのではなく、複数の情報を結びつけて活用できるようになりました。

 

授業内では生徒に積極的に問いかけたり、前回の授業内容を復習したりする時間が設けられていました。例えば、授業で扱った用語の定義についてスライド上で問題が出され、一問ずつ解答を書いて持っていき、先生のチェックを受けるという感じでした。「OK」と言われれば次に進み、「足りない」と指摘されればより詳しく書き直す、という流れがあり、先生がその場で一人ひとり添削してくれるため、集団授業でありながらも個別に向き合ってくれていると感じました。

 

さらに、先生は勉強の進捗管理にも気を配り、「この教材はどこまで進んだ?」「いつまでにこれを終わらせよう」といった声かけを定期的にしてくれました。その声かけも決して厳しいものではなく、「頑張れよ」と応援してくれるような温かい雰囲気があり、モチベーション維持につながっていました。

 

最初は先生の大きな声や迫力に驚きましたが、関わるうちに「この圧は、生徒に頑張ってほしいという気持ちの表れなのだ」と理解しました。特に印象に残っているのは、「ヒカリンがこんなに頑張ってるんだから、俺も頑張んないとじゃん」という言葉でした。先生自身も生徒と同じ方向を向き一緒に頑張ろうとしてくれていると感じ、その言葉がとても嬉しかったです。

 

また、生物の授業も同様の形式で進められました。特に考察問題では、先生の指導だけでなく、生物選択の仲間と意見を出し合いながら解答を考える機会が多く、それが理解を深める助けになりました。仲間と協力して取り組めたことで、より効果的に学習できたと感じています。

 

Q.高校時代の勉強

高校時代は、朝早く登校して2時間ほど自習し、その後授業を受け、放課後も夜7時まで学校で勉強していました。自習時間には周囲も自習していたため「自分も頑張ろう」と思えましたが、誰かに進捗を確認してもらえる環境ではなかったため、自分の勉強方法が正しいのか、教材の選び方が適切なのかといった不安が常にありました。また、放課後の勉強後に帰宅すると、体育の授業などで疲れ、つい寝てしまう日もあり、継続的に勉強する難しさを感じていました。

 

学習計画についても、どの教材をいつまでに終わらせるか、科目のバランスはどうするかを自分で決めていました。そのため、計画通りに進んでいるのか判断しづらく、甘えが出たり、バランスを崩したりすることがありました。結果として、現役時代の受験勉強は、不安を抱えながらの孤独な戦いだったと感じています。

 

 

Q.グレイトヴォヤージュに通おうと決めた理由

自治医科大学の不合格が決まった時点で浪人することを決意しましたが、最初は予備校に通うことに対してあまり前向きではありませんでした。しかし、自宅浪人では自己管理が難しく、怠けてしまう可能性が高いと考え、一度予備校を見学してみることにしました。

 

沖縄の予備校をネットで調べている中で、グレイトヴォヤージュ(GV)の合格体験記を見つけました。その中でも、カレンさんの体験記が特に印象に残り、読んでいくうちにGVがアットホームな雰囲気で、人との関わりを大切にしている環境であると感じました。

 

小学生の頃に通っていた塾の雰囲気に似ていると感じたこともあり、「この環境なら自分に合っているかもしれない」と思い、試しに見学へ行くことにしました。

 

不合格が決まった翌日に親と一緒に塾探しを始め、最初に見つけたGVへその日のうちに見学に行きました。面談ではヨザ先生と話し、さらに科目ごとの先生とも話す機会がありました。その流れで「数学の体験授業を受けてみる?」と提案され、実際に授業を受けたところ、すぐに「ここならやっていける」と確信し、その場で入塾を決めました。

 

 

Q.合格体験記を読んだ当初の印象

合格体験記を読んだ時は、「こんな塾が本当にあるのかな?」という疑問をちょっと持っていました。しかし、実際にGVで学んでみると、体験記の内容そのままだと感じました。

 

私はもともと人と関わることが好きだったので、GVの環境はとても自分に合っていました。周りの仲間とも励まし合いながら勉強しつつ、過度なおしゃべりはなく、それぞれが集中すべき時には集中し、食事の時間にはリラックスして交流するというメリハリのある環境でした。

 

また、先生方も生徒との距離が近く、常に気にかけてくれる存在でした。先生方のサポートのおかげで安心感があり、合格体験記に書かれていた通りの学習環境が整っていると実感しました。

 

 

Q.志望校ごとに変わる学習戦略

自治医の試験に特化した対策だけでなく、それぞれの志望校に合わせた個別対応が充実していることが大きな要因だと感じます。 自治医の試験は、他の大学と比べても時間の制約が厳しく、特に数学や理科では、スピーディーかつ的確に解答する力が求められます。GVでは、こうした試験の特徴を踏まえ、演習を重ねながら「この問題にはこうアプローチしよう」「この問題は時間がかかるから飛ばそう」といった戦略を先生と一緒に考え、効率的に得点を伸ばせるよう指導してくれました。

 

また、このような対応は自治医科大学に限らず、それぞれの志望校に応じて柔軟に行われていました。一人ひとりに最適な学習計画を立て、戦略的に対策を進められる環境が整っていたことが、合格につながった大きな理由だと思います。

 

 

Q.木村先生について

木村先生の授業は、今まで出会った数学の先生とは雰囲気も教え方も異なっていました。これまでの数学の先生は、静かで真面目そうな感じで、淡々と授業を進める印象だったのですが、木村先生は豪快で明るく、関わりやすい先生でした。

 

授業では、単に公式を当てはめるのではなく、まず問題を見て「どう感じるか」を大切にしながら、図を描いてじっくり考え、問題を味わうという感覚を取り組んでいました。その姿を見て、本当に数学が好きな先生なんだなと感じましたし、自分自身も「問題を解く」ということに対する考え方が変わっていきました。単に公式を当てはめて解くだけではなく、問題の構造や本質を理解しながら向き合うことで、数学に対する面白さをより実感できるようになりました。

 

また、木村先生は「裏技みたいなものを教えてくれる先生」で、自治医科大学の数学のように時間配分が厳しい試験において、どうすれば効率よく解けるかを教えてくれました。解ける問題は素早く解くことが求められるため、成功法だけでなく、計算を省略する方法や、時間短縮のテクニックを過去問演習を通じて学びました。さらに、解けない問題に対しても「当てずっぽの精度を上げる」という指導があり、1択から適当に選ぶのではなく、消去法で2〜3択まで絞ってから推測するスキルを磨くことができました。本番でもこのテクニックが役立ち、実際に正解を導き出せた問題もありました。

 

加えて、先生の気さくな性格のおかげで、質問や相談がしやすかったことも大きなメリットでした。これまで数学の先生には「冷たい」「怖い」というイメージがあり、質問しても淡々とした対応をされることが多かったのですが、木村先生は明るく対応してくれたため、疑問点を気軽に解決できました。

 

特に印象に残っているのは、受験直前に過去問の傾向分析を一緒に行ったことです。数十年分の問題を遡って「次に出題される可能性が高い問題」を分析し、先生の予測が的中したときは驚きとともに、「この先生、本当にすごい」と感動しました。

 

Q.與那城先生について

昨年の3月から個別指導を受け、それまでの英語学習は学校の授業中心だったため、英作文や和訳にしっかり取り組んだ経験がなく、最初に「今まで英語の勉強ができていなかった」と気付かされました。特に印象的だったのは、「かっこいい英語」と「使える英語」は違うということです。見た目が洗練された英語表現は魅力的に感じますが、それを書ける必要はなく、自分が確実に使える文法を応用すれば、しっかり伝わる英語が書けることを学びました。この気付きは、文法の基礎を徹底し、それを応用すれば大抵の内容は表現できると分かったこととともに、大きな収穫でした。

 

高校時代は、共通テスト形式の記号問題対策が中心で、自治医科大学の読解問題も「単語さえやれば大丈夫」という感覚で捉えていました。しかし、実際に問題を解いてみると、単語が分かるだけでは対応できない問題が多く、品詞分解ができないために文章の意味が正確に取れないことが多々ありました。

 

また、今年は本格的に英作文の対策にも取り組みましたが、最初は全く書けず、「英語にはこんなに学ぶことがあったのか」と驚きました。英作文だけでなく和訳の練習も行い、東大や京大の問題にも挑戦しました。そうした問題に取り組む中で、基本的な文法構造が分かれば、自分で分解して和訳できるし、日本語をシンプルに噛み砕けば英作文も書けることが分かりました。

 

最初は與那城先生に対して、あまり生徒と関わるタイプではなく、淡々としている印象を持っていました。しかし、実際に指導を受けると、毒舌な面もあり、それも一人ひとりをしっかり見ているからこそ言えるのだと感じました。「これダメじゃん」「こんなの読めないじゃん」とストレートに指摘されることもありましたが、その言葉の裏には的確な分析がありました。特に印象的だったのは、先生が自分の解答の癖や考え方を見抜いていたことです。「どうせこうやって解いたんだろ?」とズバリ指摘されることが何度もあり、「なんで分かるんですか!?」と驚かされました。自分が解くときに考えていたことがバレているような感覚があり、「確実に見てくれているんだ」と感じられたのが嬉しかったです。そうしたやり取りを重ねるうちに、こちらも自然と質問しやすくなり、英語に対する理解が深まっていきました。

 

Q.大岩先生について

大岩先生は、いつも積極的に声をかけてくれる先生でした。私は国語の授業を受けており、もともと国語は苦手ではなく、特に現代文は本を読むのが好きだったこともあり、ある程度解けていました。しかし、受験では単に文章を読めるだけではなく、共通テスト形式の問題を解くための 「選択肢の切り方」「文章の読み方」 をしっかり理解することが重要だと実感しました。大岩先生の指導によって、解答の精度が上がり、点数がより安定するようになったと感じています。

 

また、大岩先生はどんな時でも明るく、雰囲気を良くしてくれる先生でした。GVの先生方全員に言えることなんですけど、生徒との関わりを大切にし、親身になって考えてくれる先生ばかりでした。関わりがなかった先生でも、「きっと同じように親身になってくれるのだろう」と思えるほど、GV全体の雰囲気が温かかったです。

 

 

Q.現役時の得意・不得意教科

現役時代、理科は好きな教科でしたが、特別に得意というわけではありませんでした。特に生物はある程度点が取れるという自信はあったものの、数学に対する苦手意識が非常に強く、いつの間にか「嫌い」になってしまっていました。英語に関しては、単語の暗記程度しか取り組んでおらず、好き嫌いや得意不得意を意識することもなかったというのが正直なところでした。

 

しかし、この1年の浪人生活を通じて、「自分はもともと勉強が好きだったのではないか」と改めて気づかされました。小学生の頃から、科目に限らず、何か新しいことを知ることが好きで、日常の中で出会う自然現象の仕組みを理解することにワクワクしていたことを思い出しました。もともと好奇心旺盛なタイプだったため、新しいことを学ぶこと自体を楽しんできたはずなのに、現役時の受験勉強が辛すぎて、「勉強=つらいもの」と感じるようになってしまっていたのだと気づきました。

 

この1年を通して、各科目で先生方と関わることで「なるほど!」と納得できる瞬間が多くありました。理科でも英語でも数学でも、授業を受ける中で「そう考えればよかったのか」「こうやって使えばいいのか」と明確に理解できる場面が増え、その積み重ねが「勉強ってこんなに楽しかったんだな、好きだったんだな」と再認識させてくれました。

 

そして何より、受験勉強をしているのに苦しさを感じることはなく、むしろ毎日が充実していました。塾に通うことが学校に通うことと同じような感覚になり、友達や先生に会い、授業を受け、自習をすることが日常の一部となっていました。結果として、この1年間は、ただ受験勉強をしただけではなく、自分にとって本当に有意義な時間だったと感じています。

 

 

Q.後輩たちへ

GVの魅力は、何よりも アットホームな雰囲気 だと感じています。生徒同士はもちろん、先生と生徒の間でも常に交流が活発で、学習面だけでなく精神的な支えにもなる環境が整っています。

 

せっかくそうした交流の機会があるからこそ、、自分から話しかけたり相談したりすることで、より深い関係を築くことができます。そして、そうしたアクションに対して、先生方や仲間もそれ以上のものを返してくれる環境がGVにはあると感じました。

 

また、どれだけ周囲に良い環境があっても、受験勉強は結局自分自身との戦い です。その中で大事なのは、日々の勉強を 継続すること です。今年1年間、毎日コツコツと積み重ねることで、着実に成長できることを実感しました。どんなに良い先生がいても、どんなにサポートが手厚くても、最後は自分がどれだけ努力できるかにかかっています。これからGVで勉強する後輩たちには、 この環境を活かしながら、毎日継続することを大切にしてほしい と思います。

 

 

Q.昭和薬科高校の後輩たちへ

昭和薬科の授業はレベルが高く、高校時代にしっかり学んできた分、その知識が浪人生活の中でも活きていると感じました。GVの授業を受ける際も、全くのゼロからのスタートではなく、「あっ、その知識知ってる。」と感じる場面が多く、高校で得た知識を土台にしながら学ぶことができました。特に、「これはこう繋がっていたんだ」といった新たな発見があり、0から始めるのではなく、すでに1ある状態でさらに勉強を深められるのが良かったと思います。

Q.対面授業について
高校時代に映像授業を活用する機会があったんですけど、映像授業ではその場で疑問を解決できず、理解しきれない部分が残ることがありました。しかし、対面授業では、その場で先生に質問でき、分からないことをすぐに解決できるのが大きなメリットでした。先生が最後までしっかり向き合ってくれるので、「分からないまま放置する」ことがなくなり、確実に理解を積み重ねることができました。

Q.集団授業について
他の人の考えを聞くことで、自分が「分かったつもり」になっていた部分に気づくことができたり、仲間が頑張っている姿を見てモチベーションを維持できたりしました。受験は個人戦のように感じるかもしれませんが、同じ目標に向かう仲間がいることで、「1人じゃない」と思えたことも、大きな支えになりました。