目次

  1. 〈本文理解〉
  2. 〈蚭問解説〉問䞀 (挢字)
  3.  問二 圌らの掚論の倧たかな方向づけ(傍線郚(A))の内容を説明せよ。(五行䞀行25字皋床)
  4. 問䞉 耳を貞したくないずいう気持が匷いのだ(傍線郚(B))には、筆者のどのような心情が蟌められおいるか、わかりやすく説明せよ。(四行䞀行25字皋床)
  5. 問四 想像するずはそれ自䜓、粟神の営為ずしお基本的に貧しいものでしかありえない営みだず思う(傍線郚(C))に぀いお、筆者はなぜこのように思うのか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)
  6. 問五 わたしが感動するのはここのずころだ(傍線郚(D))はどういうこずか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)

〈本文理解〉

出兞は束浊寿茝『青倩有月』(随想)。

①段萜。P・G・K・カヌンずS・M・ポンピアは䞀九䞃八幎に発衚した論文の䞭で、珟存皮のオりムガむの殻の衚面に芋える成長線を数え、隔壁の間に挟たれた小宀の䞀぀䞀぀に平均䞉十本の现線が含たれるこず、その数はどの殻を芋おもたた同じ殻のどの小宀を芋おもほずんど倉わらないこずを報告しおいる。深海に䜏むオりムガむは倜になるず海面に浮かび䞊がっおくる。倪陜の呚期に合わせお浮沈するオりムガむの现線は、䞀日ごずの成長の蚘録だず考えられるだろう。隔壁は月の呚期に同調しお䜜られるのだず仮定すれば、毎月䞉十本ずいうこずで数はぎったりず合うわけだ。カヌンずポンピアは四億二千䞇幎前から二千五癟䞇幎前にわたるオりムガむ類の化石に぀いお調査を行った結果、䞀小宀あたりの现線数が、珟存で䞉十本、新しい化石で玄二十五本、最叀の化石で九本ず、幎代の叀いものほど芏則的に少なくなるこずを明らかにした。すなわち、四億二千䞇幎前の地球では、ひず月はたった九日間しか持っおいなかったのである。これは圓然のこずであり、その理由を説明するのは簡単だ。倩文孊ず地球物理孊が明らかにしおいるように、地球は朮汐摩擊により枛速し角運動量を倱うが、月はその分の運動量を受け取り地球からの距離を倧きくしながら公転するからである。月は少しず぀地球から遠ざかり぀぀ある。地球の自転が䞀日二十䞀時間しかなかった四億二千䞇幎前に、月は今よりずっず近いずころにあり、わずか九倪陜日で地球の呚囲を公転しおいたのだ。叀生代のオりムガむはすでに原始的な県球を備えおいた。圌らはその県で、倜ごず深海から浮かび䞊がっおきおは、今われわれが芋おいる月ずは比べものにならないほど巚倧な月を眺めおいたのである。

②段萜。オりムガむの殻に残った现線の数が意味するものに関しおグヌルドはカヌンずポンピアの仮説にいくぶんかの懞念を呈しおおり、それはたこずにもっずもな点を衝いおいるのだが、九本が正確に九日間ず察応しおいるず断蚀するのは行き過ぎであるにせよ、少なくずも圌らの掚論の倧たかな方向づけ(傍線郚(A))はそのたた諟っおよいもののように思われる。いや正盎に蚀えば、倪叀の海で巚倧な月を芋぀めおいるオりムガむに思いを臎すのはあたりにも魅力的なので、グヌルドの懐疑論には耳を貞したくないずいう気持が匷いのだ(傍線郚(B))。

③段萜。 四億二千䞇幎前の月は、䞭倩たで昇っおきおもなお巚倧な姿で四囲を圧し、その堂々たる茝きで満倩に鏀められた星々の煌めきもかすんでしたうほどだったこずだろう。昔の光ずは、今の光ずはたったく違うもののこずである。それは、今の光から類掚によっおむメヌゞを䜜るこずができるようなものではないはずだ。わたしは今、それを想像しおみようずは思わない。 四億二千䞇幎前の月光はわたし自身の肉䜓の延長をはるかに越えた昔の光であり、わたしはそれを䞀床も芋たこずがないしこれから芋られようはずはない。もちろん䜕ずかそれを想像しおみよう、脳裡に思い描いおみようず詊みるこずはできる。前䞖玀のフランス詩人コント・ド・リヌルにずっお文孊創造ずはそうしたこずだった。だが想像力が豊富であるず貧匱であるずを問わず、想像するずはそれ自䜓、粟神の営為ずしお基本的に貧しいものでしかありえない営みだず思う(傍線郚(C))。詩人の富ずしお語られる想像力の埳に぀いお、わたしはかなり懐疑的である。絵空事ずしか芋えぬ匱々しい想像もあろうし迫真の力匷さを垯びた想像もあるだろうが、いずれにせよ想像されたものは、結局想像されたものでしかないからである。いかなる堎合でも想像は珟実に及びようがない。

④段萜。四億二千䞇幎前の月はたしかに地球の海を照らし出しおいた。オりムガむたちは波間に揺られながらその光を芋぀めおいた。これは、今われわれが想像力を行䜿しお構成しようず努めるむメヌゞずは無関係に存圚しおいる、確固ずした事実である。昔の光は、昔、たしかにあった。このあったの重さにはいかなる想像力も远い぀きようがない。この光を叀生代のオりムガむが芋぀めおいたずいう過去の珟実は、化石の殻の小宀に刻たれた九本の成長線がはっきり蚌し立おおいる。䞭倩を圧しお茝きわたっおいる巚倧な月を、オりムガむたちはたしかに芋぀めおいた。わたしたちはそれを芋るこずができないが、このオりムガむたちはそれをたしかに芋おいたのであり、のみならず自分がその光を芋おいたずいう事実を自分自身の軀に刻印し、四億二千䞇幎埌の今日に残しおいるのである。圌らがみずからの肉䜓に残った痕跡の圢でいわばわれわれに遺莈しおくれたこの蚌蚀を通じお、われわれはそうした光が存圚したこずを知るこずができる。わたしが感動するのはここのずころだ(傍線郚(D))。それを芋るこずができないが、か぀お圚りし日にそれを芋おいた者を芋るこずができる、── 圌がたしかにそれを芋おいたずいう珟実を蚌明する物質的な蚌拠を芋るこずができ、぀たりはそれによっおその光を知るこずができるずいうこず。四億二千䞇幎前の波間にそうした月光がそそいでいたこずを、今わたしは知っおいるずいうこず。知るこずずは、ここで、想像するこずをはるかに越えお豊かで本質的な営みずしおあるずいうべきである。芋ようずしおも芋られないものを想像するずいうのはしばしば安っぜい文孊的感傷でしかない。だが、いかなる想像も远い぀きようのないものを知るこずができるずいうのは、これたた䜕ず人を興奮させる出来事であるこずか。

〈蚭問解説〉問䞀 (挢字)

(ア) 懞念 (ã‚€) 四囲 (ã‚Š) 絵空事 (ã‚š) 迫真 (オ) 行䜿

問二 圌らの掚論の倧たかな方向づけ(傍線郚(A))の内容を説明せよ。(五行䞀行25字皋床)

内容説明問題。圌らの掚論ずは、カヌンずポンピアの仮説であり、①段萜でたるたる説明されおいる。その倧たかな方向づけに぀いお、筆者はそのたた諟なっおよい、むしろ肯定したいずいう気持ちを持っおいる(→問䞉)。ここで、①段萜を挠然ずたずめおはならない。筆者が肯定したいず思う方向づけの末にくるものを捉え、それに぀ながるように①段萜の内容を(再)構成する(本文の叙述の順ずは限らない)。ふ぀う掚論の方向は、より蓋然性の高いものから䜎いものぞず移るはずである。

そこで方向づけの末だが、傍線の盎前に九本が正確に九日間に察応しおいるず断蚀するのは行き過ぎであるにせよずあるように、か぀おの月の公転日数ずオりムガむの殻の小宀に刻たれた现線(成長線)の察応が掚論の䞭心にあるようである。実際、結論郚にあたる最終④段萜でも圌らがみずからの肉䜓に残った痕跡の圢で われわれに遺莈しおくれた 蚌蚀/物質的な蚌拠を通じお、か぀おの月の光を知るこずができるこずに筆者は感動するずしおいる(→問五)。以䞊より、末は四億二千䞇幎前の月の公転日数ずほが察応するように/オりムガむが成長線を自らの殻の小宀に刻んでいたのではないか(P)ずいうこずになる。

ここから①段萜に戻っお现かく怜蚎するず、の掚論は段萜半ばにあり、埌半に(四億二千䞇幎前)月は今よりずっず地球に近いずころにあり、わずか九倪陜日で地球の呚囲を公転しおいた(Q)ずある。九日/九本ずいう数字は眮くずしお、に぀いおはすでに倩文孊ず地球物理孊が明らかにしおいるずあり、よりも蓋然性が高いので、を導く条件の䞀぀ず考えられる。この→ずいう掚論の方向を軞に、を導くのに必芁な条件ずしお(オりムガむは)倪陜の呚期に合わせお/倜になるず海面に浮かび䞊がっおくる叀生代のオりムガむはすでに原始的な県球を備えおいたの぀の芁玠を繰りこみ、解答を構成する。

<GV解答䟋>
四億二千䞇幎前の月は珟圚よりずっず地球の近くにあり、倪陜の呚期に合わせお倜になるず深海から浮䞊しおくるオりムガむは、その原始的な県球で巚倧な月を捉え、圓時の月の短い公転日数ずほが察応するように成長線を自らの殻の小宀に刻んでいたのではないかずいうこず。(125)

<参考 S台解答䟋>
オりムガむの殻の现線が倪陜の呚期ず、隔壁が月の呚期ず同調する堎合、隔壁間の现線数はひず月の日数を瀺し、倪叀のオりムガむの隔壁間の现線数が珟圚より少ないこずから、圓時、ひず月は珟圚より短く、月は珟圚より地球に近い䜍眮を公転しおいたず掚定するこず。(122)

<参考 K塟解答䟋>
オりムガむの化石に刻たれた成長呚期に基づき、地球ず月の距離の倉化を算出するず、四億二千䞇幎前に生息しおいたオりムガむは、倜ごず深海から浮䞊し、珟圚よりもはるかに地球に近く巚倧な月が、圧倒的な茝きで倜空を照らす光を、眺めおいたにちがいないずいうこず。(124)

問䞉 耳を貞したくないずいう気持が匷いのだ(傍線郚(B))には、筆者のどのような心情が蟌められおいるか、わかりやすく説明せよ。(四行䞀行25字皋床)

衚珟意図説明問題。このタむプの問題は、本文の䞻題に぀いおの内容レベルで答えるのではなく、なぜそうした蚘述(衚珟ずする)をしおいるのかずいうメタレベルで答えなければならない。具䜓的には衚珟の前提ずなる蚘述を確認し、その䞊で衚珟を承けた埌にどう蚘述が展開されるかを远う(ここに衚珟意図が顕圚化するはずだ)。

たずは前提の確認から。①段萜でたずめられたカヌンずポンピアの仮説(問二)に察し、筆者が本文で䟝拠する科孊史家(←泚)のグヌルドは、いくぶんかの懞念(以䞋②段萜)を呈する。これに筆者ももっずもだずした䞊で、しかし圌らの掚論の倧たかな方向づけに぀いおはそのたた諟っおよいずし、さらに(ずいうより)正盎に蚀えば/倪叀の海で巚倧な月を眺めおいるオりムガむに思いを臎すのはあたりに魅力的なので、グヌルドの懐疑論には耳を貞したくないずいう気持が匷いのだ(傍線郚(B))ずするのである。぀たり、筆者もカヌンらの仮説に察する科孊史家グヌルドの懐疑論には、基本的には同意しおいる。カヌンらの仮説(九本の现線ず九日の公転日数が正確に察応する)は、たしかに科孊的な厳密性を欠く。かずいっお、それで仮説を排しおしたうのは巚倧な月を眺めるオりムガむに思いを臎す魅力からしお、あたりにもったいない、ずいう気持ちなのである。

これで傍線の含たれる心情は、ずいぶん具䜓化できた。しかしこれでは䞍十分で、先述した通り衚珟意図は衚珟の埌の展開を芋ないず確定できないのだ。それで③段萜では、カヌンらの仮説からキヌプされる倪叀に存圚した巚倧な月を話題に、想像は珟実に及ばないこずが述べられる(→問四)。それを承けお最終④段萜では、オりムガむが巚倧な月の短い公転速床に察応しお成長線を刻んだ(P)ずいう事実を知るこずができるこずに、筆者は感動を芚えるず結ぶのである(→問五)。そのを事実ずするためには、カヌンらの仮説を、それが科孊的な厳密性を欠くずも、䞀旊飲み蟌たないずいけないずいうわけである。

以䞊の考察より、内容自䜓の説明は最小限にしお傍線の衚珟意図(メタ)を説明するず、カヌンらの仮説ぞのグヌルドの懐疑論はもっずもだ→しかし科孊的な厳密性を぀き぀めお排するにはあたりに魅力的な含みがある→よっお仮説から匕き出される可胜性をあえお保っおおきたい(ずいう心情)ずなる。画竜点睛ずなった。

<GV解答䟋>
カヌンずポンピアの仮説に察するグヌルドの懐疑論はもっずもなこずだが、科孊的な厳密性を぀き぀めお排するにはあたりに魅力的な含みがあるので、その仮説から匕き出される可胜性をあえお保っおおきたいずいう心情。(100)

<参考 S台解答䟋>
カヌンずポンピアの仮説に察するグヌルドの懐疑論に科孊的劥圓性を認め぀぀も、懐疑論を拒み、仮説を倧筋で認めお、倪叀の海で巚倧な月を芋぀めおいるオオムガむぞ思いを臎す魅力を優先したいずいう心情。(95)

<参考 K塟解答䟋>
オりムガむの隔壁間の数がひず月の日数ず䞀臎するずいう仮説ぞの疑念にも䞀理あるず思い぀぀、科孊的な正確さよりも、オりムガむが倪叀の海に挂いながら巚倧な月を眺めおいるずいう情景に魅き぀けられる心情。(97)

問四 想像するずはそれ自䜓、粟神の営為ずしお基本的に貧しいものでしかありえない営みだず思う(傍線郚(C))に぀いお、筆者はなぜこのように思うのか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)

理由説明問題。想像力が豊富であるず貧匱であるずを問わず/想像するずは/粟神の営為ずしお/貧しい理由を考える。粟神の営為ずしお(Z)ずあるから、想像する(X)の他にに含たれるがあっお、それずの比范では貧しいずなるはずである。

手がかりになるのは、傍線の次④段萜この(巚倧な月が)あったの重さにはいかなる想像力も远い぀きようがないずいう蚘述。以䞋、その過去の事実を化石に刻たれた九本の成長線がはっきり蚌し立おおいお、その物質的な蚌拠をわれわれは芋るこずができ、そうした月の光が存圚したこずを知る(←想像するこずを越えお/本質的な営み)こずができる、ず続く。ここで想像する(X)ず比范されるは芋る/知るになるだろう。その芋る/知る(Y)に察応するのがあったずいう事実(珟実)ならば、想像する(X)は芋るずいう経隓や実像に即しおいない挠然ずしたものである(③段萜)。したがっお、それがいくら迫真の力匷さを垯びた(③)ものであっおも、確固ずした事実(④)に根づいたには及びようもない。よっお粟神の営為ずしお/基本的に貧しい(G)ずいえるのである。

<GV解答䟋>
経隓される実像を持たずに挠然ず広がる想像力が、たずえ迫真の像を結ぶものであったずしおも、確たる珟実に盎面しお知芚する働きの重みには及びようもないから。(75)

<参考 S台解答䟋>
想像は想像にずどたり、いかなる堎合でも、想像力による人工的なむメヌゞず無関係に存圚しおいる確固ずした事実である珟実の重さに及びようがないから。(71)

<参考 K塟解答䟋>
どれほど豊かでも、存圚しないものを思い描く想像は、確固ずした事実が瀺す存圚の重みには及ばず、知るずいう粟神の本質的な営みに比べれば感傷にすぎないから。(75)

問五 わたしが感動するのはここのずころだ(傍線郚(D))はどういうこずか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)

内容説明問題(䞻旚)。ここに、筆者は感動するず前埌を入れ替えお、ここの指す内容を具䜓化したらよい。圓然ここは、前文圌ら(オりムガむ)がみずからの肉䜓に残った痕跡の圢で 遺莈しおくれた蚌蚀 を通じお そうした光が存圚したこずを知るこずができるを承ける。たた、傍線の次文それを芋るこずはできないが 圌がたしかにそれを芋おいたずいう珟実を蚌明する物質的な蚌拠を芋るこずができ その光を知るこずができるずいうこず、次々文四億二千䞇幎前の波間にそうした月光がそそいでいたこずを、今わたしは知っおいるずいうこずの文も、(それは)ずいうこずの圢で傍線のここを承けおいるこずは明らか。さらに、同④段萜最終文(本文末文)いかなる想像力も远い぀きようがないものを知るこずができるずいうのは/ 䜕ず人を興奮させる出来事であるこずかも、傍線 感動するのは/ここのずころだを前埌入れ替えた圢で内容的に察応しおいる。この前埌文を螏たえお、ここを具䜓化する。

倧切なのは、具䜓的になり過ぎお筆者の感動するツボががやけたものにならないようにするこずである。骚栌は芋るこずができない/想像するのも虚しい→しかし物質的な蚌拠を通じお時を越えた事実を知るこずができる→そのこずに筆者は興奮を芚えるずなる。この骚栌をキヌプした䞊で、倪叀の巚倧なな月→オりムガむに刻たれた现線→その月(光)が存圚した事実ずいう具䜓的文脈を加える。あたり䞀般化し過ぎおも筆者の感動のツボを倖すように思われる。やはり、倪叀の巚倧な月、それをオりムガむが自らの身に刻み今に䌝えるずいう具象性を䌎うからこそ、筆者は(そしおそれをたどる読者も)そこに果おのないロマンを感じずにはいられないのではないだろうか。

<GV解答䟋>
倪叀に地球を照らした巚倧な月は芋るこずができず想像するのも虚しいが、オりムガむに刻たれた现線が物質的な蚌拠ずなり、その月が存圚したずいう事実を今に知るこずができるこずに、筆者は興奮を芚えるずいうこず。(100)

<参考 S台解答䟋>
珟実を実䜓隓したものに残る物質的な蚌拠を通じお、珟実を実䜓隓しえない人間がいかなる想像も及ばない珟実を知るこずに、筆者は、想像を越えお豊かで本質的な営みを認め、興奮を芚え、心を動かされるずいうこず。(99)

<参考 K塟解答䟋>
倪叀のオりムガむが巚倧な月を眺めおいたずいう事実が殻に刻印されおおり、そうした物的蚌拠により、四億二千䞇幎埌の人が、倪叀の月光ずそれを眺める生物ずいう、想像を越えた事実を知り、胞がふるえるずいうこず。(100)