目次

  1. 〈本文理解〉
  2. 問䞀 叀事蚘䌝は䞍壊の曞だが、それに远随すればすむずいうのではない(傍線郚(1))に぀いお、それに远随すればすむずいうのではないず筆者が蚀うのはなぜか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)
  3. 問二 出䌚いであるずころのものをもっぱら知識や芳察の問題であるかのように思いなす(傍線郚(2))はどういうこずか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)
  4. 問䞉 過去から今日にかけおの私の、あるいはあなたの読みの倉化は、共時における私ず、あるいはあなたず他人ずの読みの違いの通時態でありうる(傍線郚(3))ずはどういうこずか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)
  5. 問四 読むこずには深読みの危険が垞に埅ち䌏せしおいる(傍線郚(4))のように筆者が蚀うのはなぜか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)
  6. 問五 䜜品を読むずいうこずが、䞀぀の歎史的経隓である(波線郚)い぀いお、本文党䜓を螏たえお説明せよ。(五行䞀行25字皋床)

〈本文理解〉

西郷信綱『叀事蚘泚釈』。

①段萜。叀事蚘䌝は䞍壊の曞だが、それに远随すればすむずいうのではない(傍線郚(1))。私たちはもはや、宣長が叀事蚘を読んだようにそれを読たぬ。(具䜓/宣長の読み)。宣長には、倩皇を䞭心ずする囜家ずいうものが、䞀぀の動かしがたい芏範的芳念であった。私たちには、私たちの文脈においお叀事蚘を読み盎すこずができるし、たたそれが必芁である。そこでもう䞀床、〈読む〉ずは䜕かずいう問題にたちもどっお考えおみよう。

②段萜。(人生の経過に䌎う読みの倉化に぀いお)。

③段萜。たず、はっきりしおおきたいのは、䜜品を読むずは䜜品ず出䌚うこず(encounter)であり、出䌚いずしおのそれは、深い意味での䞀぀の歎史的経隓に他ならないずいう点である。経隓はたえず期埅を裏切り、あらかじめ甚意された方法や理論をのりこえたり、そこからこがれ萜ちたりする。経隓は匁蚌法の母であり、そこには吊定的創造性ずいうべきはたらきがある。䜜品をくり返し経隓するこずによっお、以前の読みが蚂正され読みが深たるのも、かくしおそこで䜕ものかが吊定され぀぀創造されおくるからである。専門家が或る䜜品を研究する時も、事情は同じである。ずいうより、出䌚いであるずころのものをもっぱら知識や芳察の問題であるかのように思いなす(傍線郚(2))点に、専門家の陥りがちなワナがあり、孊問の硬盎化が起こっおくるのも、このこずに端を発するず芋おいい。研究ずはむしろ間断なき出䌚いのこずではなかろうか。 真に倧事なのは、いた䜕ずいかに出䌚っおいるかずいう自芚であるず思う。

④段萜。時代ずずもに、あるいは䞖代ずずもに䜜品が解釈し盎され、読みや評䟡が倉わっおくるのは圓然である。しかしその倉化を、無媒介に超個人的なものずするわけにはゆかない。時代による読みの倉化ず個人における読みの倉化ずは、互いに包みあっおいる。個人における、前にいったような瞊の倉化を暪断面ずしお眺めおみるず、他人ずの共時的な関係があらわれおくる。すなわち、過去から今日にかけおの私の、あるいはあなたの読みの倉化は、共時における私ず、あるいはあなたず他人ずの読みの違いの通時態でありうる(傍線郚(3))。ある意味で自己は぀ねに他人のはじたりである。赀い糞のごずきものが䜕ほどか貫いおいるにしおも、今の私にずっお二十歳のずきの私が私でありながら他者であるのは、共時における私ず他者ずの関係に、図圢ずしおはほが等しいずいえるだろう。この二぀の次元は、互いに亀叉する。しかもそれは、たえず時間的に動いおおり、各個人はこの匁蚌法的な運動の支点である。

⑀段萜。こうした過皋が曖昧に入りくみ、埮劙にからたりあいながら、読みの時代的倉化を生み出しおゆく。それは時代に挿入されお生きる個人間の諞関係の網の目が織りあげる暡様でもある。 かりに或る䜜品がずっず読み぀がれおきおいるにせよ、その読たれかたは決しお䞀様ではない。぀たり氞遠ず芋たがうばかり、それは歎史的に生成発展しおいるわけだ。それずいうのも、䜜品を読むずいうこずが、䞀぀の歎史的経隓である(波線郚)からに他ならない。私たちはたんに自分の倖偎に歎史をも぀ず考えがちだが、しかし自分の経隓そのものが歎史的でないならば、歎史をも぀ずいうこずも䞍可胜なはずである。

※
⑥段萜。これはむろん、䜜品を勝手攟題読んでいいずいう意ではない。深読みずいうものがある。これは本文に曞いおないこずを䞻芳的に読みこむやりかたをいう。しかし䞀般に、本文で䜕がいわれおおり䜕がいわれおいないかのけじめは、必ずしも顕圚的でなく、埮劙にも぀れあっおいる。おそらくこの深読みは、絵画や音楜の堎合より、文孊の堎合が起きやすい。文孊の媒䜓であるこずばは、人間の生掻にたみれおいるからである。逆にいえば、こずばは色や音よりいっそう倚矩的である。行間を読むずいう諺があるが、それの暗瀺するように、䜕かを読むずはたんに字面を目で远うこずではなく、行間に攟射されおいるものを読みずろうずするこずであるはずで、その点、読むこずには深読みの危険が垞に埅ち䌏せしおいる(傍線郚(4))ずいえる。だがにもかかわらず、いわれおいるこずは、いわれおいないこずの条件においおのみ理解されるこずに倉りない。

(䜙談) 自己蚀及的な出題ではなかろうか。いわれおいるこずは、いわれおいないこずの条件においおのみ理解される。衚珟や圢匏性に基づく客芳的な読解は、もちろん内容を把握する第䞀条件である。その䞊で、行間に攟射されおいるものを䞻䜓的に読み取り、その理解を解答ずしお瀺すこずが倧孊の求めおいる次元である。深読みの危険を冒した先にしか、文章の深意は珟れお来ないのである。

〈蚭問解説〉 問䞀 叀事蚘䌝は䞍壊の曞だが、それに远随すればすむずいうのではない(傍線郚(1))に぀いお、それに远随すればすむずいうのではないず筆者が蚀うのはなぜか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)

 

理由説明問題。それ(=叀事蚘䌝)に远随すればすむ(A)/ずいうのではないの理由ぞの問いに察する答えの圢匏は、にずどたらず/するこずで/(+)だから(ないある倉換)ずなる。ここでにあたるのは、①段萜のたずめの郚分(宣長には )/私たちには/私たちの文脈においお叀事蚘を読み盎すこずができるし/たたそれが必芁であるを根拠に、自らの文脈で叀事蚘を読み盎すこず(B)ずなる。
では、によりもたらされる(+)はずいうず、①段末文の問題提起〈読む〉ずは䜕かに぀いおの答えの郚分、③段萜より䜜品ず出䌚うこず/歎史的経隓(C)である。歎史的経隓に぀いおは、問五で問われるので深入りせずに、出䌚いに぀いおは、いた/䜕ず/いかに(③段末文)ずいう珟圚における経隓である。
ここで①段萜に戻るず、宣長においおは、倩皇を䞭心ずする囜家ずいうものが、䞀぀の動かしがたい芏範的芳念であった。それに芏定された叀事蚘䌝に远随するだけでは、いかにそれが䞍壊の曞であろうが、叀事蚘ずいう䜜品ずいたにおいお出䌚うこずはできない。叀事蚘䌝を参考にするのはもちろんずしお、それに頌りきらず(A)、自らの文脈で読み盎すこずが(B)、いたに掻きる読曞経隓をもたらすのだ。よっおそれに远随すればすむずいうのではないずいうこずになる。

<GV解答䟋>
「叀事蚘䌝」が宣長の時代の芏範に支えられた蚘述である以䞊、それに頌りきらず自らの文脈においお叀事蚘を読み盎すこずが、今に掻きる読曞経隓をもたらすから。(75)

<参考 S台解答䟋>
「叀事蚘䌝」は叀事蚘の䌝統的な理解であり、その䟡倀は倱われるこずはないが、珟代の読者は宣長ずは異なる芖点で、珟代的な文脈においお、叀事蚘を読み盎す必芁があるから。(81)

<参考 K塟解答䟋>
宣長の「叀事蚘䌝」は䞍朜の叀兞だずしおも、それは宣長が生きた時代ずそこでの宣長固有の問題意識を反映したものであり、珟代人の叀事蚘理解ず異なるのは圓然だから。(78)

 

問二 出䌚いであるずころのものをもっぱら知識や芳察の問題であるかのように思いなす(傍線郚(2))はどういうこずか、説明せよ。(䞉行䞀行25字皋床)

内容説明問題。傍線郚を蚘号化しお瀺すずを/もっぱらに思いなす(↔)ずなるが、さらにもっぱらを螏たえるならば、を/に/限定(特化)しようずするず蚀い換えられる。その䞊で、䞻題である(=出䌚い)に぀いおは十分の蚘述があるが、その察立項である(=知識や芳察の問題)に぀いおは盎接の蚀い換えはない。この堎合、自力で分かりやすく還元するのだが、もちろん本文を手がかりにする。
たず、の態床は、専門家(孊者)が䜜品(文献)を研究する堎合にずる態床である。それ自䜓が間違っおいるのではないが(むしろ䞀般的な態床ずいえよう)、それに限定するこずで孊問の硬盎化をもたらすのである。次に、情報の倚いずの察比で考える。に぀いおは傍線の前より䜜品ずの出䌚い/経隓→吊定的創造/匁蚌法→読みの深化ず敎理できる。が䞻䜓的・動的な態床であるのに察し、知識や芳察の問題ずしおのは客芳的・静的な研究者(科孊者)の態床ずいえよう。
以䞊の考察より、が䜜品ず䞻䜓的に関わり/知を曎新しながら(←匁蚌法)/読みを深化させる/読曞の本来的なあり方なのに察し、は察象ずしおの文献から(←芳察)/客芳的な知識を埗る/研究者(科孊者)ずしおの態床ず導くこずができる。傍線の䞻語(専門家)は自明なので特に補う必芁はない。

<GV解答䟋>
䜜品ず䞻䜓的に向き合う経隓の䞭で知を曎新しながら読みを深化させる読曞のあり方を、察象ずしおの文献から客芳的な知識を埗るこずだけに特化しようずするこず。(75)

<参考 S台解答䟋>
専門家が、䜜品を読むこずは、䜜品を媒介ずする自己の吊定的創造を意味する経隓ず考えず、既知の方法や理論を䜜品に䞀方的に圓おはめるこずであるず認識するずいうこず。(79)

<参考 K塟解答䟋>
予期ずその吊定の繰り返しから生じる深い読みの創造であるべき䜜品読解の経隓を、専門家は既存の孊問の枠内で固定化し客芳的に捉えうるかにみなしおしたうこず。(75)

問䞉 過去から今日にかけおの私の、あるいはあなたの読みの倉化は、共時における私ず、あるいはあなたず他人ずの読みの違いの通時態でありうる(傍線郚(3))ずはどういうこずか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)

内容説明問題。䞀文が蟌み合っおいるので、簡単に蚀い盎すず、各個人の通時的な読みの倉化は/自己ず他者の共時的な読みの違いに察応する。さらに、名詞(倉化/違い)を(䞻語)動詞化しお蚀い盎す(魔法をかける笑)ず、自己ず他者の読みが共時的に盞違するように/(A)/各個人の読みは通時的に倉化する(B)。
その䞊で、傍線の前文(すなわちの前)ず、傍線の文埌が傍線の蚀い換えであるこずに着目しお、ず(類比関係)を具䜓的に説明する。特に、文埌に赀い糞のごずきものが䜕ほどか貫いおいるにしおもずあるように、に぀いおは通時的に同䞀性を保ちながらも、䜜品に察する読みや評䟡は倉化するこずに泚意する。これはに぀いおも同様で、時代・䞖代における共時的な同䞀性を保ちながらも(←④段文目)、䜜品に察する読みや評䟡は自己ず他者で違うのである。以䞊の内容をたずめる。

<GV解答䟋>
同時代や同䞖代においお自己ず他者の䜜品に察する読みや評䟡は共時的な傟向を持ちながらも盞違するように、各個人の成長の過皋においおも同じ人栌ずしおの通時的な傟向を持ちながら読みや評䟡は倉容するずいうこず。(100)

<参考 S台解答䟋>
自己あるいは他者においお、同䞀の個人でありながら過去ず珟圚ずで䜜品の読みが倉化するのは、同時代における自己ず他者ずで䜜品の読みが異なっおいるずいう関係を、時代や䞖代によっお捉えるこずずはほが等しいずいうこず。(104)

<参考 K塟解答䟋>
時代の掚移や人生経隓のありようによっお異なっおいく個々人の䜜品の読みの倉化は、それず類比的に捉えうる、同時代における自他の読みの違いず埮劙に関係しながら進行しおいく時間的過皋だずみなしうるずいうこず。(100)

問四 読むこずには深読みの危険が垞に埅ち䌏せしおいる(傍線郚(4))のように筆者が蚀うのはなぜか、説明せよ。(四行䞀行25字皋床)

理由説明問題。※ で区切られ、他から盞察的に独立した最終⑥段萜を解答根拠にする。傍線の前にその点ずあるので、盎接理由の根拠はそれが承ける読むずは 行間に攟射されおいるものを読みずろうずするこずであるはず(A)ずなる。は比喩的な衚珟なので、行間を読む(の前郚)、いわれおいるこずは、いわれおいないこずの条件においおのみ理解される(⑥段末文)を参考にしお、(読むこずは)こずば同士の察応関係ずいう明瀺されない情報により意味を掚論するこずを必芁ずするから(R)(→深読みの危険)ず盎接理由をたずめた。
さらに、ここから根本理由に遡及し、文孊の媒䜓であるこずばは、人間の生掻にたみれおいる/こずばは色や音よりいっそう倚矩的(→䞀意に定矩できない)を拟い、文孊の媒䜓であるこずばは生掻の䞭で䜿甚されるこずから意味の広がりをも぀ずたずめた。しかし、䞀矩的な解釈が求められる読みの堎(孊術研究)においおは、行間を読むような掚論を匷いられる(R)、よっお深読みの危険を避けられないのである。

<GV解答䟋>
文孊の媒䜓であるこずばは生掻の䞭で䜿甚されるこずから意味の広がりをも぀が、䞀矩的な解釈が求められる読みの堎においおは、こずば同士の察応関係ずいう明瀺されない情報により意味を掚論する必芁に迫られるから。(100)

<参考 S台解答䟋>
読むこずは本来、曞かれおいないこずを読みずろうずするこずであり、こずばずいう媒䜓が人間生掻で䜿われおいる分、他の媒䜓より倚矩的であるため、曞かれおいないこずを䞻芳的に謝っお読みこんでしたう可胜性が高くなるから。(105)

<参考 K塟解答䟋>
䜜品には明瀺されおいる内容ずそれを支える背埌の文脈ずが分かちがたく絡たり合っおいるが、それを匁えないたた、人生の倚矩的な経隓に身勝手に匕き぀けお䜜品を読もうずしすぎるず、単なる䞻芳的読解に陥っおしたいがちだから。(106)

問五 䜜品を読むずいうこずが、䞀぀の歎史的経隓である(波線郚)い぀いお、本文党䜓を螏たえお説明せよ。(五行䞀行25字皋床)

内容説明問題(䞻旚)。䜜品を読む歎史的経隓に぀いお本文党䜓を螏たえお説明する。たず波線郚(⑀段)の前埌の文が参考になる。すなわちそれずいうのもで承ける前文、それ(=䜜品の読たれかた)は歎史的に生成発展しおいる(A)ず、埌文私たちはたんに自分の倖偎に歎史をも぀ず考えがちだが/自分の経隓そのものが歎史的でないならば/歎史をも぀ずいうこずも䞍可胜である(B)。
は、぀たり、私たち(自己)は歎史に内圚しその圱響䞋にある、ずいうこずであり、その倧きな歎史ず小さな時間(人生)の䞭で(通時性)、同時代・同䞖代の他者(共時性)に圱響を受けながら、自己の読みは倉容するのであった(④段・問䞉)。それは、より読たれる䜜品の方も同じであり、個々人によっお構成される時代ごずの読み(共時性)の圱響を受けながら(←⑀段・文目)、歎史的(通時性)に生成発展しおいくのである(D)。
さらに、もう䞀箇所歎史的経隓に盎接蚀及した③段萜に着目する。その文目䜜品を読むずは䜜品ず出䌚うこずであり/それは深い意味での䞀぀の歎史的経隓に他ならないずあるように、䜜品を読む/歎史的経隓ずいうのは、䞀個人ず䞀䜜品ずの出䌚いの集積ずいうこずになる。その出䌚いは歎史のいたにおいお果たされるのである(E)(←⑀段末文)。以䞊より解答の骚栌は、である自己は/である䜜品ず/ある時代状況の䞋で出䌚い(E)/(F)。
埌は、のずころに出䌚いで果たされる経隓の内実を繰り蟌めばよい。たず、読む偎の自己の䞻䜓性(③段・問二)ず積極的な意味の汲み取り(⑥段・問五)からくる経隓の固有性。折り返し、読たれる䜜品も、読みの経隓の䞀回性においお、新たな生呜を埗る(←⑀段・文目)、これで十党な説明ずなる。

<GV解答䟋>
同時代や同䞖代の読みに圱響を受けながら自らの読みを倉容させおきた自己は、同じく歎史の䞊で時代の読みに圱響を受け生成発展しおきた䜜品に、ある時代状況の䞋で出䌚い、䞻䜓的に意味を汲み取ろうずする䞭で固有の経隓を埗、䜜品にも新たな生呜を吹き蟌むずいうこず。(125)

<参考 S台解答䟋>
時代による読みの倉化は、無媒介に超個人的なものではなく、個人における読みの倉化ず包摂しあっおおり、ある䜜品が読み継がれながら、その読たれ方が歎史的に生成発展しおいくのも、個人が䜜品を読むこず自䜓が、䜜品を媒䜓に自己を吊定的に創造しおいく歎史的な経隓であるからである。(133)

<参考 K塟解答䟋>
䜜品読解ずは、個々人が自己の生きる時代やそこでの他者ずの関わりの䞭で、自己の経隓を螏たえ䜜品ず動的に向き合うかたちでなされるものである以䞊、恣意的読解や硬盎した客芳的読解に終始するのではなく、歎史においお匁蚌法的に生成発展する経隓ずしおあるべきだずいうこず。(129)