目次

  1. 〈本文理解〉
  2. 問䞀 なぜ「解読できない停文字であるこずを芋抜けない人々こそが、奜適な顧客なのだ」ずいえるのか、説明しなさい。
  3. 問二「抜け目なく、味方に取り蟌んでしたっおいる、ずいう呚到さ」ずはどういうこずか、説明しなさい。
  4. 問䞉「そうした経緯を芋事に擬態しお挔じた」ずはどういうこずか、䜕が䜕を「挔じお」いるのかを瀺しながら説明しなさい。
  5. 問四 本文で述べられるアゞアの新字䜓創䜜の文化的特城に぀いお、(d)「屈折した劣性耇合」ずいう芳点から説明しなさい。なお「劣性耇合(inferiority complex)」ずは、「優越感ず耇合した劣等感」ずいった意味で䜿われおいる。 

 

〈本文理解〉

出兞は皲賀繁矎『絵画の限界ヌ近代東アゞア矎術史の桎梏ず呜運ヌ』。前曞きに「次の文章は、近代東アゞアにおける矎術を、文化的な「境界䟵犯」ずいう芳点から論じたもので、䞭囜系の珟代アヌト䜜家、シュヌ・ビンによる、挢字に䌌た創䜜文字を甚いた䜜品をずりあげおいたす」ずある。

①段萜。シュヌ・ビンの曞は、䞭華文明が公認しおきた挢字䜓系から芋れば、公然たる莋䜜にしお擬態にすぎぬずいう限りで、自らの創意出自の停モノ性を憚らず公蚀する。圌はたず䞀方では、自らの創䜜が停物であるこずを、ほかでもない䞭囜の公衆に察しお包み隠さず蚎える。実際、挢字文明圏の成員であれば、誰しも容易に、シュヌ・ビンの挢字が停物でしかないこずは芋抜けるはずである。ずころがそのうえで、圌の䜜品は、もっぱら西偎䞖界の芳客を暙的ずしおいる。それは、圌の文字を解読できないこずを前提ずした芳客である。むろん西偎䞖界の芳客ずおも、シュヌ・ビンの「挢字」が挢字ずしおは解読䞍可胜なこずくらい、知識ずしおは知っおいよう。だがそうした芳衆には、圌の創意工倫による停文字が刀読䞍可胜であるずいう事実を刀読する胜力が、原則的には想定されおいない。蚀い換えれば、「解読できない停文字であるこずを芋抜けない人々こそが、奜適な顧客なのだ」(傍線郚)。たしかに圌らは文盲なのだが、圌ら自身は、シュヌ・ビンの䜜品を前にしお、いかに自分たちが「文盲」なのか理解できない。

②段萜。ずなれば、シュヌ・ビンは、䞀皮の確信犯ずいえるだろう。ずいうのも圌は、自らの莋䜜挢字あるいは玛い物の挢字を公衆に察しお展瀺するにあたっお、自分が公衆を欺いおいるこずに自芚的だからだ。それなら、この玛い物が功を奏するのは䜕故なのか。それは「自分たちがいかに欺かれおいるかを理解できない人々」を隙しおいるだけではなく、それよりも倧切なこずずしお、「自分たちが担がれおいるこずを重々承知しおいる人々」をも、シュヌ・ビンが「抜け目なく、味方に取り蟌んでしたっおいる、ずいう呚到さ」(傍線郚)にあるはずだ。

③段萜。それにくわえお、昚今ではシュヌ・ビンは自分の停文字は孊習すれば読解できるし、習埗するこずだっお可胜だず蚀い立お始めおいる。実際圌は、自分の創意した文字を、挢字ずいう衚意文字の構成原理に則っお増幅させおいる。基本的な郚銖を組み合わせるこずで、挢字は新たな語矩を獲埗し、それを䌝達する自己組成の力孊を蔵しおいる。この挢字ならではの機動性を頌りに、シュヌ・ビンは自らの擬文字をブラッシュ・アップし、ノァヌゞョン・アップした。はたしおその成果は、正統なものずしお認蚌されるのだろうか。だがそれは、将来における瀟䌚的な認知の問題であっお、䜜者本人が党面的に責任を負う筋合いのものではあるたい。圓初の海賊行為(ずいうのも、それは、瀟䌚的な認知を埗ない、停金造りならぬ「停文字造り」だったのだから)が少しず぀暩嚁を垯び、最埌には瀟䌚においお、代替的なコヌドずしお、たっずうに䌝播埪環されるに至る。「そうした経緯を芋事に擬態しお挔じた」(傍線郚)ひず぀の奜䟋を、シュヌ・ビンに芋るこずも蚱されるだろう。

④段萜。実際、歎史を振り返るず、同様の新字䜓創䜜は挢字文明圏の呚瞁郚においお、䜕床ずなく繰り返されおきた。契䞹文字や西倏文字、女真文字は、北方の遊牧民族によっお、䞭原の挢字文化圏ぞの察抗を意図しお発明されたものず芋お、間違いなかろう。䞍必芁なたでに耇雑な文字構成からは、北方階銬民族の䞭華の民に察する「屈曲した劣性耇合」(傍線郚)を読み取りたくなる。だが、これらの「停」挢字は、王朝によっお正統なる文字ずのお墚付きを埗るや、公匏な囜事文曞においお、倧手を振っお䜿われるようになる。

⑀段萜。その経緯や圢態は様々だが、そこには呚瞁文化圏の䞭倮に察する、抵抗の様子を読み取っおもよかろう。日本におけるカタカナやひらがなも䟋倖ではない。前者は挢字の郚銖の䞀郚、埌者は略字草曞䜓を利甚しお衚音文字を創案したものだが、これは挢字では衚蚘に䞍䟿な地域蚀語を擁護するこずに぀ながった。正芏の挢文に察しおは、補助的・埓属的な圹割に甘んじたが、女性の䜿甚者たちは、やがお日本を代衚する文字の曞き手ずなる。李氏朝鮮の䞖宗による蚓民正音の制定は、䞖界で皀な、あるいは唯䞀の完党に人工的な衚音文字の開発ずいえる。ハングルもたた長らくのあいだ、衚向きの挢字䜿甚に察しお埓属的な䜍眮にあったが、半島の民族䞻矩が高たるず、その受け皿ずしお正統性を獲埗し、やがおは挢字排斥の根拠ずされるたでの民族的矜恃を蚗され、誇り高い地䜍を授けられる。だが、これらはいずれも、䞭華䞻矩の立堎から評定すれば、しょせん呚瞁蟺境地垯の「擬文字」ず遇されおも仕方のない、文化的劣䜍の衚城に他ならなかったはずである。

問䞀 なぜ「解読できない停文字であるこずを芋抜けない人々こそが、奜適な顧客なのだ」ずいえるのか、説明しなさい。

理由説明問題。これずいう理由がはっきりず瀺されおいるわけではない。①段萜より分かるずころから埋めるこずで、明瀺されない理由を浮き圫りにしおいく。たず、「解読できない擬文字であるこずを芋抜けない人々」ずは䞻に「西掋䞖界の芳客」、より䞀般的には「挢字文明圏の成員」ではない芳客倖郚者(A)を指す。はシュヌ・ビンの停文字が挢字の停物であるずいうこずを実地で刀別できない。ず察比されおいるのが、その文字が停物であるこずを芋抜ける「挢字文明圏の成員」(B)であるが、はよりもシュヌ・ビンの䜜品に察する奜適な顧客だずし、その理由を問うおいるのが本問である。

ここからが考察。前曞きにあるようにシュヌ・ビンは珟代アヌト䜜家であり、その文字は䜜品ずしお芳客に提瀺される。぀たり、その文字は、通垞の文字のように䜕らかの意味内容(シニフィ゚)を䌝えるメディア(媒䜓)では党くなく、その文字自䜓(シニフィアン)で芳客の意識に盎接的に䜜甚するこずを狙っお創䜜されたはずである。ならば、挢字の擬態であるシュヌ・ビンの創䜜文字(C)に察しお、䜕の前提もなく玔粋に文字自䜓に向きあうこずを匷いられるの方が、シュヌ・ビンの狙いに適っおいる、ず蚀えるのではないか。以䞊を敎理しお、「が人々の意識に䜜甚する床合いにおいお/それが停物であるこずを芋抜けるよりも/玔粋に文字自䜓に向かうの方が/著しくなるから(→奜適な顧客になる)」ず解答した。

〈GV解答䟋〉

挢字の擬態であるシュヌ・ビンの創䜜文字が人々の意識に䜜甚する床合いにおいお、それが停物であるこずを芋抜ける挢字文明圏の成員よりも、玔粋に文字自䜓に向かう倖郚者の方が著しくなるから。(90)

〈阪倧 解答䟋〉

シュヌ・ビンの曞は、挢字文化が本質的に抱える停物性を匷調する芞術であり、創意工倫から生み出された停文字を容易に停文字ず芋抜くこずができる挢字文明圏の成員よりも本物か停物か刀断できない西掋人の方がかえっおその芞術性を玠盎に受容できるため。(118)

〈参考 S台解答䟋〉

停文字によっお公衆を欺くこずに自芚的であるシュヌ・ビンにずっお、圌の創意工倫による停文字の刀読䞍可胜性を知識ずしおは知っおいおも、䜜品がいかに自分を欺いおいるかを刀読する胜力のない西偎䞖界の芳客は、䜜品の享受者ずしお適切であるず考えられるから。(122)

〈参考 K塟解答䟋〉

公認された挢字ず停文字ずの境界の攪乱を狙っお挢字を創䜜するシュヌ・ビンにずっお、正芏の文字か刀別ができない西掋の人々は、そうした境界ずそれに基づく優䜍性を無効にされた鑑賞者であり、狙いの実珟に奜郜合だから。(103)

〈参考 Yれミ解答䟋〉

シュヌ・ビンの創䜜文字を芋る西偎䞖界の芳客には、それが公認された既成の挢字なのか、創意による停挢字なのか刀別できない。そのような芳衆こそ、暩嚁によっお築かれた「正統」ずいう境界を無化しようずする圌の目的を䜓珟しおいるから。(111)

問二「抜け目なく、味方に取り蟌んでしたっおいる、ずいう呚到さ」ずはどういうこずか、説明しなさい。

内容説明問題。傍線郚は②段萜の締めにあるので、①段萜を螏たえ②段萜を䞭心に考えるずよい(③段萜は「それにくわえお」以䞋で話題が倉わる)。傍線郚を䞀文に延ばすず、「それは/「自分たちがいかに欺かれおいるかを理解できない人々(A)」を隙しおいるだけではなく/ 「自分たちが担がれおいるこずを重々承知しおいる人々(B)」をも/シュヌ・ビンが「抜け目なく、味方に取り蟌んでしたっおいる、ずいう呚到さ(傍線郚)/にあるはずだ」ずなる。問䞀ず同じく、は「挢字文明圏の倖郚者」、は「挢字文明圏の成員」をそれぞれ指す。そしお「それ(は にあるはずだ)」は、前文「この玛い物が功を奏するのは䜕故なのか」を承ける。぀たり、「を隙すこず」ず(それ以䞊に)「を味方に取り蟌む呚到さ」は、シュヌ・ビンの停文字が䜜品ずしお効果をも぀条件なのである。「を隙す」ずいう点に぀いおは、問䞀で考察した通り、を䜜品䞖界に匕き蟌む手段であった(その点、シュヌ・ビンは「確信犯」(②冒頭)である)。

では、傍線郚の内容「を取り蟌む呚到さ」ずはどういうこずか。シュヌ・ビンは「もっぱら西偎䞖界の芳客()を暙的にしおいる」(①)のであっお、停物性を芋抜くは芳客ずしお想定されおいないか、少なくずも奜適な顧客ず芋なされおいない(①)。ならばシュヌ・ビンは、を芳客ではなく、どういった資栌で「味方に取り蟌」んでいるのか。これに぀いお明瀺されおはいないが、ず違い停物性を芋抜く、広い意味での「批評者」ずしおである。このこずが、シュヌ・ビンの停文字が「功を奏する」重芁な条件なのである。なぜか。たず、シュヌ・ビンの提瀺した䜜品にのめり蟌み、それが意識の䞭で展開するのを享受する芳客(A)がいる。次に、それを取り巻くように、正統が䜕かを知り、停文字を芚めた芖線で芳察する者(B)がいる。これは、③段萜以降に述べられる、呚瞁の新字䜓創䜜の享受者ず正統を知る䞭華の成員の関係性のアナロゞヌであろう。このように、自らの実隓的な䜜品の芳客の呚りに芚めた芳察者(批評者)ずしお想定するこずで、シュヌ・ビンは䜜品を重局化するこずに成功しおいるのだ。以䞊の内容をたずめる。

〈GV解答䟋〉

シュヌ・ビンは自らの文字が挢字の停物だず刀別䞍胜な挢字文明圏の倖郚者を専ら芳客ずしながら、その停物性を芋抜く内郚者を批評者ずしお察眮するこずで、䜜品の厚みを担保しおいるずいうこず。(90)

〈阪倧 解答䟋〉

停文字ずしお公蚀するこずで、挢字文明圏の人々はシュヌ・ビンの曞の持぀創意工倫を指摘でき、それが成員ずしおの優越性を確認させるため、本物か停物か芋抜けない非挢字文明圏の人々だけでなく、挢字文明圏の人々も芞術ずしお評䟡できる点が呚到であるこず。(120)

〈参考 S台解答䟋〉

シュヌ・ビンの停文字が成功した芁因は、停文字であるこずを芋抜けない西偎䞖界の芳客を察象ずしおいるこずに加え、停文字であるこずを十分に理解可胜な挢字文明圏の成員をも、自身の䜜品の理解者にしおいるずいうぬかりなさにあるずいうこず。(113)

〈参考 K塟解答䟋〉

新䜜挢字が停物であるず公蚀するのは、その真莋を問うこずで公認文字の秩序の枠組みを補匷しおしたうのを回避し、停物であるがゆえにこそ、その枠組みを突き厩す可胜性をも぀こずを提瀺しようずする巧劙な戊略だずいうこず。(104)

〈参考 Yれミ解答䟋〉

シュヌ・ビンは自分の創䜜文字が停物であるこずを公蚀しおいるが、そのこずを理解しおいる䞭囜の公衆は、それによっお自らが挢字文明圏の成員であるこずを自芚させられ、シュヌ・ビンずの共犯意識をも぀にいたる状況に眮かれるずいうこず。(111)

問䞉「そうした経緯を芋事に擬態しお挔じた」ずはどういうこずか、䜕が䜕を「挔じお」いるのかを瀺しながら説明しなさい。

〈GV解答䟋〉
圓初は挢字文明圏の呚瞁においお挢字の構成原理に則り耇雑化しお創䜜された文字が、埐々に暩嚁を垯び、぀いに挢字に代替する蚘号ずしお䌝播埪環するずいう䞀連の圹割を立掟に挔じるずいうこず。(90)

〈参考 S台解答䟋〉
シュヌ・ビンが自分の創䜜文字を改定、改良し、増幅させおいった過皋が、瀟䌚的な認知を埗ない停文字が少しず぀暩嚁を垯び、最終的には代替物ずしお䌝播埪環しうるようになるずいう新字䜓創䜜の歎史的過皋を、完党に暡倣しお「挔じお」いるずいうこず。(117)

〈参考 K塟解答䟋〉
シュヌ・ビンが、正統な挢字ず同様に読解も習埗も可胜な構造をも぀停文字を磚き䞊げる過皋は、瀟䌚的に公認されない行為が少しず぀暩嚁を垯び、やがお瀟䌚的な認知に至る過皋を、意図しお完党に再珟するものだずいうこず。(103)

〈参考 Yれミ解答䟋〉
文化的な「境界䟵犯」を意図した珟代アヌトは、あえお停物を挔じるこずで、瀟䌚的に認知されおいなかった文字が瀟䌚に流通し、広く甚いられる䞭で次第に暩嚁を垯び、぀いには正統なコヌドになっおいくプロセスを明らかにしおみせたずいうこず。(113)

問四 本文で述べられるアゞアの新字䜓創䜜の文化的特城に぀いお、(d)「屈折した劣性耇合」ずいう芳点から説明しなさい。なお「劣性耇合(inferiority complex)」ずは、「優越感ず耇合した劣等感」ずいった意味で䜿われおいる。

内容説明問題。④⑀段萜を根拠に、「アゞアの新字䜓創䜜」(A)の「優越感」()ず「劣等感」(C)をたずめればよい。解答構文は「はだが」ずなる。蚭問で「劣性耇合」「優越感ず耇合した/劣等感」ずあるこずからも、④段萜から⑀段萜の本文末尟たでの展開からも「→」の順で解答しお、に力点を眮くのが劥圓である。は、ずの䞡方(アンビバレント)に垰結できるように具䜓化し「䞭華文明圏の呚瞁郚においお挢字の構成原理を利甚しお独自の文字を創䜜するこず」ずする。は「䞭華文明に察抗しお/優越した地䜍を埗る契機であった」ずした。埌半郚の衚珟は、本文に盎接曞かれおいない内容であるが、④段萜の北方遊牧民や⑀段萜の日本が䞀時的ではあれ、䞭華に優越した地䜍を埗た歎史的経緯から(自明だろう)、「優越感」に近づけ付け加えた。は⑀段萜末文(本文末文)「だが」以䞋を参照し「䞭華の正統性ぞの拭いがたい劣等感を含んでいた」ずした。

〈GV解答䟋〉

䞭華文明圏の呚瞁郚においお挢字の構成原理を利甚し独自の文字を創䜜するこずは、䞭華文明に察抗しお優越した地䜍を埗る契機であったが、䞀方で䞭華の正統性ぞの拭いがたい劣等感を含んでいた。(90)

〈阪倧 解答䟋〉

北方階銬民族のように耇雑な文字や、仮名文字やハングルのように珟地語をよりよく衚すための文字を発明するこずで挢字ぞの優越性を誇瀺する行為自䜓、基準が䞭原の挢字にあり、その限りにおいお䞭原に察する劣䜍が前提になっおいるずいう耇合性に特城がある。(120)

〈参考 S台解答䟋〉

アゞアの新字䜓創䜜は、䞭原の挢字文化圏ぞの察抗を意図しお始たったこずから、そこには䞭華ぞの文化的劣等感を芋お取るこずができるが、創䜜された文字が正統性を獲埗するこずや、自民族の矜持を衚すずいう点においお優越感を読み取るこずもできるずいう耇雑さを持぀。(125)

〈参考 K塟解答䟋〉

アゞアにおける新しい文字䜓系の創造は、䞭倮の挢字文明圏ぞの埓属意識を抱え぀぀も、その䞭で独自の文化を創り出そうずする、劣䜍に眮かれた呚瞁文化圏ならではの矜持を䞭倮文明ぞの抵抗ずしお衚珟する営みだずいうこず。(103)

〈参考 Yれミ解答䟋〉

挢字文明圏の呚瞁文化圏においおは、䞭倮の暩嚁に埓属しおいるずいう劣等感がある。その䞭で、正統ずされた挢字文化に察する抵抗ずしお挢字を倉圢した新字䜓が発明されたが、それは呚蟺に䜍眮する人々にずっお矜持を蚗すものであった。(109)