〈傾向分析〉
例年大問4つの出題で1つの大問で3つ程度の小問があり、難易度は標準的である。単元としては数学Ⅲまでの微分積分、確率は毎年の大問ひとつずつを占めるほど頻出である。微分積分について、増減凹凸極値概形から接線の方程式、面積計算がよく出題され、年によっては定積分の計算や回転体の体積も出題された。確率について、数列との複合で一般項を求める形や確率漸化式、年によっては条件付確率や場合の数での形式で出題された。その他の単元として、数列や空間ベクトル、複素数平面も抑えておきたい。特に数列はほぼ毎年出題されるほどやや頻出で、その内容も帰納法での一般項の証明や三項間漸化式、数列の和や極限など年によってテーマが異なるので幅広く対策しておきたい。
〈学部別目標点〉(共通テストはボーダーの時)
工学部…5割~6割程度
理学部、教育学部(中等数学)、医学部(保険学科)…6割~7割程度
医学部医学科…8割以上
理学部、教育学部(中等数学)、医学部(保険学科)…6割~7割程度
医学部医学科…8割以上
〈対策にオススメの問題集〉
基本的には教科書の内容をしっかり抑えることが大切である。その他に問題集が必要な人は基礎問題精講や数学Ⅲ重要事項完全習得編の問題集がオススメ。