〈傾向分析〉

例年大問2つの構成で大問1は小問集合、大問2は微分積分からの出題となっている。難易度は標準より易しく、教科書章末程度である。微分積分の内容としては、極値計算やグラフ概形の図示、接線の方程式や面積計算が頻出である。年によっては共通接線の方程式や定積分の計算も出題される。小問集合の大問は、頻出と言えるほど出題の内容が偏ってはいないため、数学Ⅱや数学Aの内容を中心に幅広く出題されている。特に近年はユークリッドの互除法を利用した計算やn進法などの整数の単元、常用対数を利用した計算や対数方程式などの指数対数の単元からの出題が他の単元からの出題より目立つ。他の単元からは平面ベクトルや三角関数の加法定理、三角関数の方程式からの出題があった。


 

〈対策にオススメの問題集〉

教科書の内容を理解し解けるようにすることに尽きる。問題をたくさん解きたい場合には教科書準拠の学校で配布される問題集がオススメ。