立命館アジア太平洋大学に進学したせいらさんの現在を更新していきます。世界大学ランキングの「国際性」で西日本私立1位のAPUの大学生活はどんな感じ?そして、その大学生活の中で、せいらさんはどのような学びや活動をしているのか?そんな現在をお届けしていきます。本記事の最後には、今現在のせいらさんが「高校生にオススメする〜」を公開しますよ〜。沖縄から県外に出る前に大切にしてほしい事があるんです。ということで、せいらさんの今に迫っていきたいと思います。
Q.APUでの生活はどうですか?
(RA/Resident Assistant)の様子
多分私史上、人生の中で1番充実してる濃い日々を更新し続けています。ここに繋げてくださった金城さんももちろんだし、県外で進学するってなると、やっぱ費用もかかるし、それを出してくれている両親にはすごい感謝だなって思いながら、本当に毎日楽しい日々を過ごしています。APUでは何でもやりたい事が出来ますし、周りにも何かをやっている人が沢山いるので、自分がやりたい事を見失わずに、トライする環境が整っているので、凄くAPUに入って良かったなと思っています。
(RA/Resident Assistant)の様子②
Q.大学での学びや、その他の活動について教えて下さい!
(RA/Resident Assistant)の様子③
今現在の興味分野としては受験時から変わらずに「環境開発分野」を専攻すると決めていて、今はそのゼミとかを探しています。その興味分野に関係する活動として今1番携わっているのが「あまいろ商店」です。
あまいろ商店とは?
フードロスと食の貧困という社会問題を同時に解決することを目標とし、より多くの人に社会問題を自分事として捉えてもらえるスーパーマーケットです。ここでは値札がなく、代金はお客さんの任意の金額をお気持ち箱に入れる仕組みです。
あまいろ商店インスタグラムはこちら
私が、1回生の時の4回生の先輩が立ち上げて、そこに広報の今はリーダーみたいな感じで携わっています。この活動のお陰で学びを深める意味でも、活動としても、どっちもが叶ってるような感じです。
(あまいろ商店の様子①)
Q.いつから「あまいろ商店」には所属しているんですか?
1年生の時の7月とかに正式に運営メンバーになりました。でも、高3の合格を決めてからAPUの情報を見ている時に、出口学長がtwitterで「あまいろ商店」の事を発信しているのを見ていました。その時からずっと参加したいなと思って「当日スタッフ」っていう制度を利用して、参加して今は運営メンバーとして携わらせてもらっているって感じです。今やってる活動としては、その「あまいろ商店」の広報と、APUエイサー団いちゃりば代表をインタビュー前日までしていました。あとは、今APUハウスっていう寮に住んでいるんですけど、そこでRA[Resident Assistant]としての活動を年明けの2月まで1年間していきます。
現在のせいらさんの活動まとめ
①あまいろ商店の広報活動
②APUエイサー団いちゃりば代表(インタビュー前日まで)
③RA[Resident Assistant]
④天空祭(学園祭)、サーターアンダギー屋(あちこーこー屋)さんを出店
(APUエイサー団いちゃりばの様子)
Q.「あまいろ商店」についてもう少し詳しく教えてください。
私が現在担当している広報には2人今はいるんですけど、私がリーダーで、もうひとり同じ歳の子がいて、インスタグラムやフェイスブックを軸として毎週月曜日と木曜日に投稿しています。その投稿するための原稿をチェックしたり、次のネタについて全員で共有したり、例えば木曜日の投稿なら知識系をテーマにしているので、みんなが興味のあることを調べてきて、そのネタの中からどのネタが良いかを決めています。主に広報の仕事としては、SNS運用がメインです。
Q.ちなみに「あまいろ商店」は商店という名前があるけど、なんか売っているの?
そうですね、毎週土曜日に、別府駅の近くに常設展があって、そこで品質には問題ないけど規格外などの理由により廃棄されてしまう食料や、販売期限が過ぎてしまった食材などを集めて、毎週違う食材が店頭に並び、それを値段をつけずに販売しています。値札がないので、来店してくれた人は自分が持ち帰る食材の量や食に対する各個人の価値観に応じて”お気持ち箱”にお代を入れていただく、という素晴らしいシステムを先輩が作りました。
Q.GVでの学びは何か大学生活に繋がっていますか?
(GVでの授業の様子)
情報がいっぱいある中で必要な情報をキャッチする力であったり、塾にいた時も金城さんが色々な方や卒業生を授業に呼んでくれていたんですけど、自分も大学に入学して色んな人たちと繋がれるんじゃないかと思って行動して、「あまいろ商店」にも出会うことが出来ました。GVは特にそれ以外にも、自分から動いて、何かをしたいって思う人が沢山いて、その中で学べたから自分も何かをしたいって思えました。その環境で刺激的な仲間たちと学べたのは凄く良かったなと感じています。ちなみに、ずっと高校の時から私のロールモデルは「さきこ先輩(卒業生)」で、自分で団体を立ち上げたりしていたんですけど、私も「あまいろ商店」やエイサー、あちこーこー家とかから学んだことを元に次のステップにいきたいなって、最近は思っています。
Q.APUの良さを教えてください。
沢山あって本当に魅力的な大学 だと思うんですけど、やっぱり環境が物凄く良いです。留学に行く人もたくさんいるし、留学制度もたくさんあるんですけど、本当にAPUで学ぼうと思えば何語でも学ぶことが出来ます。同じフロアに住む人に、香港、台湾、中華系もいるし。なんかアメリカ人も全然いるし、最近ヨーロッパも多いし。ってなると、本当に言語の面でもすごい学べるし、かつ、なんか、私が今 RAという組織の中にいて、パートナーっていう私ともう1人フロアを担当する人がいるんですけど、1セメスターのパートナーが香港人だったんですけど、その子が香港語を喋れるから、その中華系の子たちがたくさん集められてくるんですけど、やっぱそこらへんの国の間にも色々とあるらしくて、最初どう接していくか、 色々考えている様子とかを身近で感じられるっていうのはすごい。なんか、ここじゃないと無理なんじゃないかなっていうのは感じました。他にも、国で戦争が今起きている状態で学びにきているから、お母さんともあまり連絡が取れなくてという話があったり、世界で起きている事が常に繋がっていると感じられるのもAPUという環境だからこそだと思います。
あとは、結構別府という街も凄く良い場所だと感じています。「あまいろ商店」の代表も「活動したいと思ったら叶う場所」という事をずっと言っていて、企業家を応援するような街で、色んな人が集まって繋がりやすい場所でもあるし、街全体で学生も含めて全員で上がっていこうという向上心を凄く感じます。ちょっとだけ地元の名護を思い出すようなあったかさもあって、温泉だけではないすごい安心できるところが似ていると感じています。山と海に囲まれて、街を見渡すこともできるので、凄く落ち着きます。
Q.この2年間で印象的な授業はありますか?
今パッと思い浮かんだのが、「観光学入門」という最初の授業です。すごい覚えています。私の専攻している「環境開発分野」ではないんですけど、APUは横断的に学べるのもすごい魅力です。 観光学入門は課題レポート以外は毎週のディスカッションから、全部グループワークで別府の町に実際に降りて、その観光地を巡って、動画にして発表するっていう授業でとても印象に残っています。最初の授業で、まだ全然別府の事を知らない中でみんなでネットで調べたり、フィールドワークを行ったりして観光地である別府だからこそできる授業はすごい楽しかったです。
直近でやったのが、須藤智徳先生っていうSDGsを作るに携わった先生が開講している「地球環境問題」っていう授業です。先生の授業は大人数の授業なんですけど、その中で実際に1カ国自分が担当した国になりきって、COPなどの場で条約を決めたりを体験できる授業があって、実際にどういうことが行われてるのかとか、何に配慮しないといけないとかを、すごい感じられて、 面白かったです。
[VOL.1]インタビューを終えて
せいらさんは受験生の時から本当に貪欲に学びを求めていた印象が物凄くあります。受験生の時は名護からGVの授業にオンラインで参加してくれていたんですけど、その時から本当に柔らかい雰囲気なんだけど、授業が始まるとしっかりと自分の考えを話してくれる。とてもしっかりとしたものを自分の中に持っているな〜と感じていました。そして、どの貪欲さが1番あらわれていたのが毎回ゲストを呼んで開催していた特別授業の際。参加する誰よりも事前情報を収集して授業に臨む。授業が終わったら全力でその方にお礼を伝えながら、しっかりと繋がりを育んでいく。そんな高校生の頃に感じたせいらさんの良さが、APUに進学することでさらに向上しているな〜というのを物凄く感じました。あと、学生の頃のことで覚えているのが自身でも名護で「社会問題を語れる場所を作りたい」との思いから、友達を集めてその活動を学校内でしてみたりと、常に学びんだことを実践へと落とし込むスピード感も本当に素敵だなと感じたのを覚えています。だからこそ、APUでは自分の興味のある環境開発について学びながら「あまいろ商店」で実践したり、エイサー団体でのリーダー性を発揮したり、そんな活躍もそりゃそうだよね〜と思ってみていますwこれから更に本格的に学ぶ分野も決まっていくと思うので、そんな学びもどんどん皆さんにお届けしていきたいと思います。