九州大学共創学部に進学したエナさんに大学生活がどうだったのか?を掲載しておりますので、ご確認くださいませ。
①九州大学共創学部では何をしているの?(2021年時)
九大は一年生のうちは基幹教育っていって教養をつけるために、高校の延長みたいな感じで専攻に関係なくいろんな科目の授業を受けないといけないから、まだ「共創」っていう授業はあまり受けていなです。一応、1年生でうける共創学部の科目として、インテンシブイングリッシュっていうのが前期は週6コマ、後期は週2コマあるからほかの学部に比べると英語に触れる機会はやっぱり多いと思います。一応ほかの学部もその基幹教育の一部で英語があって、それは文法とかリスニングとかの問題をひたすら自分で解くみたいな感じっぽいけど、インテンシブイングリッシュは英語でプレゼンとかディベートとか、ちゃんと使える英語を習得させようという共創学部側の意図は感じます(笑)ほかに1年生が受ける共創学部の専攻教育科目は、異文化理解、グローバルエシクス、グローバルヒストリーがあります。異文化理解は共創学部で必修である留学についてのお話で、実際に異文化をゲームとかをとおして体験したりして楽しい雰囲気な授業でした。グローバルエシクスとグローバルヒストリーっていうのは英語クラスか日本語クラスか選べて、私は英語クラスを選びました。エシクスの方は宗教について学ぶんですけど、その予習で宗教について書かれた難しい英語の読み物を読まないといけなくて大変でした。(途中からちゃんと読んでなかった(笑))グローバルヒストリーはその名のごとく、移動の歴史とか、世界的な事柄の歴史について学んでいるんですけど、全部英語で難しいです。あと、眠いです。毎回ちゃんとおきようと努力するけど、睡魔に勝てたことはありません。明日は勝てるように頑張ります。(笑)あっ、あと、去年の4,5月くらいにコロナで学校が休校になります、って時に、共創はこの時間を有意義に過ごそうってことで、自分で課題を設定してその課題を達成するために行動する、そしてその行動の結果をレポートで報告するっていうのもやってました。私はちなみに、その課題として左利きになるための練習をしました。ほかにも共創特有のものとして「レクチャーシリーズ」っていって、世界中(もちろん日本人だけのときもある)のいろんな大学の先生がなんらかのテーマ(私がうけたのは生物多様性について、コロナ禍でのアジアの大学の状況についてとか)について講義するものがあります!それも決められた回数うけて、その時出された課題をださないと卒業できないことになっています!まあ、そんな感じで、やっぱほかの学部と違う新しいことをやってるし、先生と生徒の距離もほかの学部に比べると近いような感じがします!
②印象に残っている授業は?(2021年時)
ぱっとでてきたのは、教育哲学の授業ですねー。その授業全体というわけではなく、その授業の一つの講義内容に関することなんですけど、メリトクラシーをならったときに、メリトクラシーは不平等を隠蔽する可能性があるっていってました。業績に基づいてばっかりいたら生まれが教育機会に影響を及ぼしているというその関係を見落とすことになるからだそうです。いい学校に行けたり、職業についたりっていうのはその人の努力ももちろんあるけど、やっぱり家庭環境だったりも影響しているんだよなって感じました。大学受かったのは自分の努力の成果だっていうけど、先生がそのような状況のことを「100m走でAさんはきれいなトラックの上を走って、他の選手は砂の上を走って、最終的にAさんが1位になった」って表現していて、あっ、不平等じゃんって思ってとても印象に残っています。その時の課題に「自分が大学に合格したのはフェアだと思うか」っていう質問があって、確かに私はたまたま親の都合で海外経験ができて、その海外経験がその後の私の行動だったり考え方を変えて、また、たまたま親に私を塾にいかせられるくらいの収入があったから推薦で大学に行けたんだから、本当に環境に恵まれていて、そのようなアドバンテージがなかった人からしたらフェアじゃないよなって思いました。私は100メートル走で相当なアドバンテージをもって金メダルを獲得したやつなんだなって痛感しました。先生がそうしたアドバンテージが最初からあった人はそのような自分を嫌うのではなく、そのアドバンテージを受けられなかった人に何ができるかを考えろ、っていってたのも心に強く残っていますねー。文章まとまらな過ぎてながくなりました、すみません!
ほかには、アントレプレナーシップっていう起業についてちょこっとだけ学ぶ授業で「過去2年のうちに失敗したことがあるか」っていう質問をどっかの有名な会社(グーグルだっけ?!)が採用試験で聞いているっていうのも印象的だった。あとは、アントレプレナーシップと同じ先生が担当している「アイデアラボ」っていうクラスもまあまあ印象にのこっている。アイデアは最初は「こんなのありえないだろ」っていうのとか、本当になんでもいいから、常識から外れて考えるっていう意味で、宇宙に飛び出して(宇宙規模で!?)考えるっていうのもとても印象的だった。あと、とりあえず、自分の中で出てきたアイデアを決して否定せず、とりあえず量をだせっていうのも印象的だった。実際に課題として、ポストイット10枚でなるべく多くの人とつながるアイデアをだせ、とかカラークリップ5個でなるべく多くの利益を得るアイデアを考えよ、というのがあって、アイデアをいろんな角度から考えたり、そのたくさんだしたアイデアで本当に一番よさそうなのはどれかをグループで話し合って考えたり、実践的な授業で面白かった。
③授業外は?(2021年時)
タンデムプログラムっていう、留学生とペアになって言語を教えあうっていうのとかやってました。毎週1回ズームで話てたんだけど、後期はお互い忙しくなってあまりできませんでした。
あとは、NOTSっていう子供の野外活動のスタッフをする団体に所属しています。月一回くらい、その野外活動プログラムにスタッフとして参加しています。その団体が子供に自然を感じてほしい、っていうのと自分で考えて行動する、自分で自分のことを楽しませる、っていうのを大切にしているから(おそらく(笑))、なんでも私がやったりなるべく子供扱いしないように、一人の人間として接するように意識はしています(できているかは別として)あと、子どもがいうことを聞かなかったり、嫌がったりしたら、どうしてそう感じているのか聞くようにしています。マイナスなときだけじゃなくて、何が一番楽しかったのかとかいうプラスの感情もどうしてそう感じるのかを聞くようにしています。(この「聞く」っていうのも団体がたぶん大切にしていること)月1の野外活動プログラム参加でのスタッフとしての参加のほかに、スタッフどうしの仲を深めるっているのと、スタッフとしてのスキルを高める、アウトドアスキルを高めるために週1回の研修に参加しています。スタッフにはいろんな大学の人がいて、学年に関係なくみんなため口で話すからなんか他にはないそこだけの関係が築かれているような気がします。ハロウィンの日にはアウトドアスキルを高める、自己開示やフィードバックを通してグループでの学びの実感をするということを目的に無人島に一泊しました(米0.5合、水500ミリは支給)無人島にあるもので6人のりのいかだをグループで作って、それに乗って島を脱出するという某番組みたいなことをやって、無事脱出できました。