このページを見ているという事は「総合型/学校推薦型」での受験を考えていたり、受験の形態として興味を持っていたり、実際にGVではどんな対策をしているのか?など気になっているかと思います。そんな皆様の疑問を解消できるように一つひとつお届けしていけたらと思います。随時更新していきますので、「総合型/学校推薦型」で気になること、疑問がありましたら公式ラインよりぜひお問い合わせいただけたらと思います。

目次

多くの体験の方や保護者の方から寄せられる質問で1番多いのがこの質問です。GVでは『総合型/学校推薦型』に特化した対策を行っていると聞きますが実際にどんな対策をしているのですか?と聞かれます。実際に『総合型/学校推薦』に特化した授業が行われている、ここは他予備校とは全く違った部分のためぜひチェックしていただけたらと思います。まずは現在行われている『2023総合型/学校推薦型』は下記よりご確認いただけたらと思います。

【2023GV総合型/学校推薦型対策】

こちらの授業には「総合型/学校推薦型」専門のスタッフを配置しております。その専門スタッフが徹底的に各大学ごとの分析を元に作られている授業のため、小論文に頻出するテーマや、面接時に押さえておきたいこと(独自性)、他社と協働しながら話を展開させていくディスカッション能力、そして自分の将来を見据えた取り組みや課題設定の方法、その情報を見つけるための方法までを授業を受けていくことで身に付く内容となっております。こちらの記事を見ていただくだけでも、「総合型/学校推薦型」に役立つキーワードなども掲載しておりますので、ぜひ確認下さいませ。

 

インプットの授業が6月までにある程度終わると(7月以降も継続する分野もあります)、7月からは理系、文系、医療系に分かれてのライブ添削会が行われます。授業の前までに提出された志望理由書を元に、講師がそれぞれの分野に分かれて受講する生徒達の前で添削を行います。どういう風に書いたら良いのか?何が足りなかったのか?どんな書き方が良いのか?など、学生達が最も気になっている部分を伝えながら、自分以外の人の考えを取り入れていく時間は、毎回授業を受ける事に新たな視点を手に入れて、合格に近づく書類制作が可能になります。その共通認識を踏まえた上で、個別に添削を行っていく、唯一無二の対策となっております。ただの赤ペンの修正だけで終わらない対策は、他塾では真似できない圧倒的な結果に繋がっていきます。

 

もう一つ学校推薦型、総合型での受験を考える受験生が悩むのが「小論文対策」だと思います。GVでは上記の書類制作などに加えて、【知識横断型3ステップ小論文対策】を行う事で、合格の可能性を更にあげる事が可能となってきます。

総合型推薦型選抜を考えている皆様の悩みの種と言えば「小論文対策」もありますよね?添削を中々してもらえなかったり、そもそも対策をしてもらえなかったりして、総合型などのチャンスを諦めていた!という人もいました。グレイトヴォヤージュではそんな心配はありません。知識のインプットから、しっかりとした添削まで細やかなサポートをしていきます。一般試験では難しい大学への進学も見えてくる対策は必見です!

受講した生徒の声はこちら

 

というような質問をいただく事も多くあります。まず実績についてですが、大前提として志望されている大学が決まっているのであれば「出願条件」を確認ください。各大学の募集要項には必ず「出願条件」があります。その条件によっては記載されている条件を満たさなければ受験する資格がないため、絶対に条件をクリアする事が必要です。例えば【英検2級(点数指定ある場合も)取得】【全国レベルの大会で入賞】【地域での活動を証明】などなど、大学によって多岐に渡ります。そちらを確認した上でだと、実績は無いよりは確実にあった方が良いです。が、その実績がそもそもあなたが描く進路にどう結びついているのか?がかなり重要になってきます。例えば、プログラミングを生かして社会を良くしていくんだという将来を描いている人が面接官から「それでは進路に対して何か取り組んできたことはありますか?」という質問に対して、「ゴミ拾いを頑張ってきました」と答えたらどうでしょうか?ここにしっかりとした繋がりがあれば良いのですが、ただ何となく受験があるのでボランティアに参加してきたんです。という主張だとあまり実績として、取り組みとしては評価しづらくなくなってしまいます。例えば、「私は選挙権を取得して自分がどの候補に投票したいのかをしっかりと判断できるような情報を多くの人に届けたいと思ってそのサービスを使い、多くの人が選挙に興味を持つことの出来るサービスを構築してきました」だとどうでしょうか?実際に繋がりが出てきたことを感じていただけると思います。この繋がりはポイントですので、何をするとしても自分の将来、志望する学部などに繋がるための取り組みを意識しながら、取り組んでみましょう。その上で、GVでは実績(取り組み)に心配がある学生に対しては一人ひとり面談を行い、その学生にあった取り組みを提案したりしています。実際に提案内容についてはまとまり次第掲載させていただきます。個人への提案以外では絶対に受験において押さえておきたいテーマに関連するゲストをお呼びし企画を行っております。昨年度までのゲスト企画の内容も掲載しておりますので、気になる方はご覧ください。2023年も随時開催しておりますので、そちらに参加しながら実績を積むことも可能ですので、気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

高校2年生や高校1年生の学生や保護者の方からこのような質問をいただくことがありますが、もちろん低学年からの対策は可能です。むしろ、総合型/学校推薦型での受験を少しでも考えているのであれば高校2年生、高校1年生からの対策を強くお勧めします。その理由は一般受験にも少し似ているところもありますが、やはり積み重ねながら将来を一緒に描いていけるのは何よりも重要だと考えております。土台となる知識や、検索方法、ディスカッションをまとめる力などを早い段階から行うことで誰にも負けない力をつけることに繋がります。また、上記に書かせていただきました「実績」についても継続的な取り組みはやはり多くの気づきと発展的な展開を生み出すことを可能にするため、現在考えている大学以上の合格を掴み取ることも出来ます。そして、その期間で積み重ねた力は合格後の大学生活、社会に出た後にも生きる力となりますので、ぜひ少しでも「総合型/学校推薦型」での受験を考えている方はご連絡ください。

実際にグレイトヴォヤージュでは、そのような声にお答えして「総合型/学校推薦型の低学年コース」も準備中ですので、詳細はHPにて掲載していきますので、もう少々お待ちください。こちらのコースでは「想像し得ない未来」をコンセプトにしながら開催予定ですので、楽しみにしていただけたらと思います。現在は高校2年生の学生も高校3年生の授業に参加しながら、自身の知識や受験に必要な力を磨いておりますので、体験したい方はぜひお問い合わせくださいませ。

 

また、高校2年生や高校1年生から『総合型/学校推薦型』での受験を考えている方にとって、その対策はもちろん3年生になるまでのテストなども気になる点だと思います。テストや模試の結果で成績が評価される高校もあるかと思いますので、『総合型/学校推薦型』での受験を考える方にとっては3年生までのテストは非常に重要なテーマです。グレイトヴォヤージュでは、「定期テスト対策ウィーク」を開催しており、あなたのテスト対策も万全の状態でサポートさせていただきます。

▼定期テスト対策ウィークとは?

 

こちらは授業の中でも触れることですが、本などから知識を得たりすることも凄く重要になってきます。面接時にも聞かれることもある本について、どんな本が私にあっているのか?実際にどんな本が読みやすく吸収しやすいのか?色々と本についても考えることもありますよね?実際に大学によっては1冊本を読んでその本についてのレポートを提出する大学も法学部などでは課されるケースもあるため、文章に触れる機会は凄く大切です。とは言っても、自分では何がどう繋がっているのか?が分からないという方もいるかもしれません。そこで、グレイトヴォヤージュの授業中に講師がオススメしている本をテーマ別で紹介していきます。特に新書は持ち運びが気軽に出来る点があるので、隙間時間にも最適ですのでまずは文章と向かいながらぜひ色々と興味のある本から手に取っていただけたらと思います。本を読むことで言葉を手に入れることが出来るのも凄く重要なことですので、知らない言葉を自分のものにするトレーニングとしても最適です。実際にGV ではその課題の図書について他者と考えを話し合ったり、補足情報を講師から提案したりしながら本をベースにしながら社会へと結びつくような授業を展開しております。本が入り口となり、他者とともに広がっていく世界は受験に留まらず学ぶ事への好奇心を高めていくこと間違いなしですので、そちらの体験もしていただけたらと思います。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(医療と格差)】

『健康格差-あなたの寿命は社会が決める』
『「健康格差社会」を生き抜く』
『弱者の居場所がない社会 貧困・格差と社会的包摂』

経済や社会環境における格差が健康の格差として、どのように表れてくるのかを理解していくことができます。沖縄は全国と比べても貧困率がかなり高く、医療の現場で働く中でもそのことを考える必要が出てくる場面も多くあると思います。生徒たちにとってもどのような医療従事者を目指すか、医療を通じてどう社会に関わっていくかを考えるのに良い本です。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(看護)】

『看護師という生き方 (ちくまプリマー新書)』
『看護の力 (岩波新書)』
『コミュニティナース ―まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師』

看護師とはそもそもどういう仕事で、何をする人たちなのかを理解しつつ、それが「地域包括ケアシステム」を構築していく文脈で、地域コミュニティに出ていく新しい取り組みについても理解したいところです。病院での実践、地域での実践、色々とみていきながら自分がどういう看護師になりたいかを一緒に考えていきましょう!

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(地域医療)】

『地域医療と暮らしのゆくえ: 超高齢社会をともに生きる』
『社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法』
『在宅医療カレッジ: 地域共生社会を支える多職種の学び21講』

医療だけで完結せずに福祉や地域社会などと連携しながら、住み慣れた地域で可能な限り自立した生活が続けられるように、という考え方の「地域包括ケアシステム」の構築が目指されています。医療従事者を目指すものとしての視点を大きく広げてくれるものでもあるので、ぜひ読んでみてください。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(助産)】

『マンガ 妊娠・出産リアル体感BOOK 助産師さん呼びましょうか? [全5巻合本版]』
『産前・産後ケア』
『科学的根拠から考える 助産の本質』

妊娠・出産が病院で行うのが当たり前になりましたが、その中で地域の中で地域の人々と共に子育てを支えていくことが重要視されてきました。近年では、妊娠期から子育て期までの切れ目のない「包括支援」の仕組みづくりが進んでいます。まずはマンガでイメージをつかんで、病院での役割、地域との関わりの両方を学んで理解を深めていきましょう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(保健師)】

『保健師』
『忙しい人のための公衆衛生〜「なぜ?」から学ぶ保健・福祉・健康・感染対策』
『ナッジ×ヘルスリテラシー—ヘルスプロモーションの新たな潮流』

看護師や助産師と比べて中々イメージのしにくい保健師の仕事。主な活動である公衆衛生の分野の全体像と今日的なトレンドである健康づくり(ヘルスプロモーション)について、しっかりと理解しておきましょう!WHOは健康を単に病気でない、弱っていない、というだけでなく、肉体的・精神的・社会的に満たされている状態と積極的な定義をしています。それを支える重要な役割が保健師にはあります。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(異文化理解)】

『異文化理解 (岩波新書)』
『多文化世界 (岩波新書)』
『恋する文化人類学者』

海外で働いてみたい、世界中の人とコミュニケーションをとってみたい、と思う高校生は多いと思います。街中でも外国人の方もよく見かけるようになりました。言葉だけでな文化的・社会的な背景も違えば、普段のコミュニケーションの仕方も変わってきます。奥深い文化の世界をのぞいてみて理解が進むと、より豊かな関わりへの一歩が見えてくると思います。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(子どもの貧困)】

『子どもの貧困: 日本の不公平を考える (岩波新書)』
『復帰50年 沖縄子ども白書2022』
『沖縄子どもの貧困白書』

沖縄で重要な社会的な課題のひとつである「子どもの貧困」。高校生の関心が高いテーマです。ニュースで見たり、社会の授業で聞いたりしてはいますが、そこから更に一歩進んで、沖縄の特有の歴史、社会経済的な要因も学んでいきましょう。子どものしあわせを願う多くの人々の取り組みから学び、あなたなりの関わり方を考えてみよう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(高齢化社会/高齢者福祉)】

『ケアするまちのデザイン:対話で探る超長寿時代のまちづくり』
『超高齢社会の基礎知識 (講談社現代新書)』
『東大がつくった高齢社会の教科書: 長寿時代の人生設計と社会創造』

超高齢社会を考えるための基礎知識をしっかりおさえた上で、重要なキーワードである「地域包括ケアシステム」とその実践としてのまちづくりの取り組みを学んでみよう!その上で、健康、就労、医療、介護、テクノロジーと幅広い分野を含む「東大がつくった〜」で新しい社会をどうつくっていくのかを考えていくための素材を身につけて、これからの社会を考えてみよう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(ジェンダー/男女共同参画)】

『お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)』
『炎上CMでよみとくジェンダー論 (光文社新書)』
『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』
『はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)』

身近なCMやアニメからジェンダーに関する自分自身の見方を見直したり、世の中がどういう風に変わってきたのか、何が変わらないままなのかを学んでいくことになります。自分の中にある「当たり前」やなんとなくモヤモヤしてきたことに光があたり、言葉が与えられることで、見え方が変わっていくことを実感することができるでしょう。個人的な悩みと思っていたことが実は社会的な事柄であることも見えてきます。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(フェミニズム)】

『フェミニズムってなんですか? (文春新書 1361)』
『女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち (幻冬舎新書)』
『フェミニスト・シティ』

ジェンダー/男女共同参画の分野ともかなり重なりますが、重要な分野なので改めて取り上げます。女性の参政権獲得の運動から始まる女性解放の運動、思想や社会の変化、現在地を学べる本になります。また、都市計画やまちづくりなど、一見すると関係がないと思われるような分野でもフェミニズムの視点から見ると実は男性中心の発想になっていることが発見されていきます。それを踏まえた上で、これからの社会をどうつくっていくのかを考えるヒントをたくさんもらえる本です。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(LGBTQ、SOGIESC)】

『図解でわかる 14歳からのLGBTQ+』
『同性愛と異性愛 (岩波新書)』
『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い (PRIDE叢書)』

LGBTや性の多様性について最近は聞く機会が多くなってきたと思います。性の多様性は主に4つの要素(からだの性、こころの性、好きになる性、表現する性)からなりますが、そもそもこれらはどういうものか?ということを知ることができます。また、性に関する差別や社会運動がこれまでどう行われてきて、何がどう変わり、何が変わらないままなのか、私達の社会の性に関する現在地を学んでいきましょう!

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(子育て支援)】

『今、もっとも必要な これからのこども・子育て支援 (これからの保育シリーズ9) 』
『まち保育のススメ ―おさんぽ・多世代交流・地域交流・防災・まちづくり』
『子ども家庭福祉――子ども・家族・社会をどうとらえるか』

子ども家庭庁という新たな国の組織もできて、少子化への対策もより強化される方向で議論が進んでいます。改めて、子育て支援が、そもそもどういうもので、どんなことが課題になるのか学んでみよう!その上で、子どもを中心にすえたまちづくり、多世代交流などを進めていく新しい取り組みと子育て支援に限らず、子どもの権利や母子保健といった子どもと子育てをめぐる様々なテーマを網羅的にみていくと視点がどんどん広がっていきます。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(地域づくり)】

『公民館のしあさって』
『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』
『社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法』

地域づくりといっても、幅広い分野にまたがるものですが、今回はコミュニティつくりに関わる社会教育、地域の経済を盛り上げていくための産業振興、地域のつながりを暮らしの安心と生活の質の向上に関わる福祉医療からそれぞれ1冊ずつ取り上げてみました。それぞれをのぞいてみて、自分自身がどういう視点から地域づくりに関わっていくかヒントを探してみてください。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(歴史)】

『歴史学ってなんだ? (PHP新書)』
『自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)』
『歴史を考えるヒント (新潮文庫)』
『東大連続講義 歴史学の思考法』

まずは高校で学ぶ歴史と大学で学ぶ歴史学の違いをおさえておくのに『歴史学ってなんだ?』をオススメする。その上で、日本の歴史と西洋の歴史のそれぞれの大家の本から歴史を考えたり学んだりすることの面白さを知ってほしい。余力のある方には、東大の歴史学の本を読んで、その深みをのぞいてみてほしい。あなたの想像以上に歴史の世界は深いことが実感できると思います。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(自然人類学)】

『学んでみると自然人類学はおもしろい (BERET SCIENCE)』
『若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)』
『「サル化」する人間社会 (知のトレッキング叢書)』
『人体六〇〇万年史──科学が明かす進化・健康・疾病(上) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)』

なぜ昔ながらの居酒屋には赤い提灯があるのだろう?一時期、ダイエット食品で青く染めたご飯が食欲を減退させる、と話題になったことがあります。これらは私達人間が進化の中で獲得してきたこととつながりがあります。私達がどういう生きものなのか?これを他の霊長類や類人猿と比較して、進化の観点から「ヒト」を捉えなおすと発見がたくさんあります。何気なく行ってきたことや惹かれたことが実は生物学の力で説明できることがわかると、わくわくが止まらなくなります!

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(民俗学)】

『みんなの民俗学 ヴァナキュラーってなんだ? (平凡社新書)』
『民俗学の思考法:〈いま・ここ〉の日常と文化を捉える』
『日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)』

民俗学って聞いたことあります?歴史学とも結構近いのですが、歴史に出てくる有名な人達の話ではなくて、もっともっとふつうの普段の暮らしにフォーカスしていくのが民俗学です。公の話ではなくて、もっと俗っぽいもの、日常的なもの。その対象は怪談や都市伝説、お祭り、信仰といったものから、普段食べるお米の話やB級グルメ、学校のあるある、我が家だけのルールなど幅広い。普段の生活の中にある「豊かさ」を掘り起こしていく学びは、あなたの毎日を少しだけ楽しくしてくれる。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(文化人類学)】

『うしろめたさの人類学』
『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』
『急に具合が悪くなる』

自分達が住んでいる文化について説明できますか?文化人類学はフィールドワークとして調査地へ長くどっぷり浸かっていきます。その文化の中で何年も生活して、その文化で生きる人々の視点を手に入れます。狩猟採集で暮らす人々の生活ってどういう生活で、何を大切にしていて、どんなことが日々の楽しみで、どういう時に怒ると思いますか?文化人類学の本を読むと私達の文化と違う文化の暮らしをのぞくことができますが、のぞいてみた後では私達の文化そのものの見え方も変わってきます。他が見えるから、自分の文化も見えてくる。文化人類学者は今やビジネスの世界や科学者の研究室など幅広い「文化」に潜り込んでいきます。世界を見る新しいメガネを手に入れよう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(政治/政治学)】

『教室を生きのびる政治学 (犀の教室 Liberal Arts Lab)』
『未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学』
『福岡市を経営する』
『原因を推論する — 政治分析方法論のすゝめ』

政治というと、距離の遠い話のように思うかもしれませんが、私たちの暮らしに実は近くて、政治学的な考え方は日常生活にもつながるものです。まずは1冊目の本で学校×政治から見えてくるものをのぞいてみてください。納得のいかない校則があったらどうやって変えたらいいんだろう?学級会や生徒会、生徒会選挙はどんな目的で、どんな意味を持つのだろう?ひとりではなく、他の人達と一緒にいる空間でお互いが心地よく過ごすための術を政治学から学んでみよう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(日本近現代政治史)】

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(政治思想)】

『民主主義とは何か (講談社現代新書)』
『保守主義とは何か – 反フランス革命から現代日本まで (中公新書)』
『リベラルとは何か-17世紀の自由主義から現代日本まで (中公新書)』

政治を支える考え方=政治思想をのぞいてみると、色々と複雑に見える政治の世界が整理できることに気づくはず。現実は、思い描いた通りにいかないことも多いけれども、世の中を変えていこう、良くしていこうと考えるときに指針になることがたくさんみつかります。私達が生きる社会はどんな考え方のもとにつくられてきたのか、どんな歴史的な流れの中で立ち上がってきたのか、追いかけていくうちに自分なりの考え方ができてきます。そうなってくると前よりももっと政治を楽しめるようになるでしょう。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(歴史/思想)】

『はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)』
『つながる沖縄近現代史: 沖縄のいまをかんがえるための十五章と二十のコラム』
『沖縄の戦後思想を考える (岩波現代文庫)』

私達が普段生活している沖縄。改めて、この沖縄はどういう社会なのか?ということを歴史と思想から紐解いてみよう。学校の歴史の科目では中々学ばないけれども、私達の生きる社会にもたしかに「歴史」があることを知ることで、その先にいる私達の生き方を問い直すことになるときっかけをくれる。後ろの2冊は少し難しいかもしれないが、今の沖縄に至るまでの道のりとその中で先人達が考えぬいてきたことがわかれば、あなたの沖縄を見る目も変わるだろう。その上で、これからの沖縄がどうなってほしいのかを考えていくための更なる1冊を手にとって欲しい。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(教養系)】

『日本人はなぜ存在するか (集英社文庫)』
『視点という教養(リベラルアーツ) 世界の見方が変わる7つの対話』
『自由になるための技術 リベラルアーツ』

皆さんは何のために勉強していますか?それが見つからない人にこそ、これらの本を読んでほしい。学ぶことで豊かに世界が広がっていくことを実感できると思います。私は「自由になるため」だと思っていて、教養をリベラルアーツ(Liberal arts)と訳すことが多いですが、自由になるための技法という言葉でまさにぴったりだと個人的には思っています。様々な分野の視点で色々なテーマを解説していくような本を選んでいますので、気になったところからでいいので、ぜひ本を読むことを楽しんでほしいと思います。

 

【総合型/学校推薦型オススメ本(テクノロジー)】

『サイボーグ時代 -リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略』
『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか (講談社現代新書)』
『温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険』

私達が生きる現代社会はテクノロジーの発展のスピードがどんどん加速していく時代です。それは不安ももたらしますが、私達のできることをどんどん増やしてくれもします。テクノロジーの変化は人間の働き方、生活など、様々なものを問いなおすきっかけももたらします。変化の兆しを概観しつつ、自分にとっての「あってほしい未来」を思い描いてみてほしい。そして、それを実現するための技術も身につけてほしいと思います。

 

 

【総合型/学校推薦型オススメ本】