今回の授業では、生徒の関心がコミュニティ×ネット社会にあることから、まずはコミュニティについて取り扱うものになりました!

コミュニティって、そもそも何?という観点から、コミュニティを考える際のキーワードとして、都市型/農村型、コミュニティ/アソシエーション、地縁・血縁/目的縁・選択縁・趣味縁、ゲマインシャフト/ゲゼルシャフト、といったキーワードを解説し、コミュニティを考える類型を整理していきました。

また、より身近な沖縄の地域を題材にして、シマ社会的な農村コミュニティが復帰以降にどういう風に都市化していったのかを写真や地図を用いて、イメージを深めていきます。

 

その後、コミュニティの価値を改めて考える背景にある「社会的孤立」や「自立」、「居場所」といったキーワードの意味とその背景を整理した上で、身近な公共施設である図書館や公民館、博物館の役割とカフェや床屋、銭湯などが果たしてきた役割を生徒自身の経験と結びつけながら、整理していきます。家と学校とは異なる居心地の良い空間としての「サードプレイス」とはどういう場所なのかを一緒に考えていきました。

また、それらの「場」を舞台に形づくられてきた「中間集団」とその役割、それが衰退している現在の状況を地域の自治会や青年会などを題材にしながら理解していきます。

 

最後にコミュニティにおける、排他性/包摂性のメリットデメリット、これから求められる形について、ディスカッションをして、授業は終了になります!

 

次回は、社会的排除/包摂をテーマにコミュニティをもっと掘り下げるか、もしくはネット社会を軸にメディアを考えていくか、生徒と相談しながら方向性を決めていくことになります。

 

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