先日(16日)に政府により「緊急事態宣言」の全国拡大が決定されました。GVでは、沖縄県の日毎の新感染者数の推移がほぼ10人以内で安定的に推移している現状を考慮し、今後も教室を開き、同時にすべての授業・ゼミをオンラインでも配信・実施する、という方針を継続していきます。今後、県内の新感染者数の推移や県の対応を踏まえ、一時的に完全オンライン授業に切り替えることもありえますが、基本的には現状の教室での授業とオンライン授業を同時に実施するというサービスを維持し、その精度を高めていきます。その様子は、先日RBCの夕方のニュースでも放映していただきましたが、ホームページやSNS等を通して積極的に発信していきます。コロナの状況はすぐには終息しません。その中で、感染の「速度」に細心の注意を払い、生徒の安全を最大限に保ちながら、同時に生徒が安心して学び続ける環境を維持する、これが大学受験予備校グレイトヴォヤージュの今年度の至上の目標となります。

 

グレイトヴォヤージュでは、今週の月曜日(13日)から教室の授業・ゼミをすべて同時にオンラインでも実施するという生徒サポートを開始しました。グレイトヴォヤージュのオンライン授業への信頼も高まり、オンライン授業への切り替えを選択する生徒も増える中、現状でも全体で7割程度の生徒は教室で学ぶことを選択しています。生徒たちの心理としては、リアルとオンラインの授業の違いという以上に、やはり友達や先生と直接話してみたいという気持ちが強いような気がします。また、高校生は学校が休みとなる中で一日をどう過ごすかが課題となっています。こうした現状を踏まえ、グレイトヴォヤージュでは以下の指針をとり、今後サービス内容を深化させていきます。

① 教室へ通う生徒を安全に迎え入れるため、教室空間の清潔さを最大限に維持する。具体的には、コロナの「接触感染」を防ぐための手洗いや手指の消毒の徹底、校内のアルコール消毒の徹底、「飛沫感染」を防ぐためのマスクの着用あるいは咳エチケットの徹底、密集を避けるための一教室内の人数制限と少人数の授業設定、授業中も含めてドアや窓を開け放ち換気をよくすること、など。
② 高校生・既卒生に対する個人面談、保護者を含めた三者面談を希望に応じて実施し(オンラインでも可)、その心理的な不安を和らげ、一人ひとりの学習の指針を明確に示す。

 

上の②については、すでに、教室に来ている学校休校中の高校生を中心に一人30分から一時間を目安に学習サポート面談を始めています。来週からはオンライン生への個人面談も始まります。また、現状でもライン公式アカウントを使い、生徒・保護者の方とは密に連携させていただいていますが、今後は希望に応じて三者面談や教科担当者による面談も実施していきます。他にも、学校休校中は高校生の授業を一部、午前・昼間に移し、「密」を避けるとともに、高校生(特に受験生)が日を通して学べる環境を用意しています。

 

 

今の状況は、すべての子どもたちにとって大きなストレスだと思います。特に、オンラインで授業を受けていて友達や先生と直接会えない生徒は、とても孤独で、将来の受験のことなどを考えると、コロナとはまた別の不安があると思います。GVでオンラインで授業を受けている生徒の中には、Web上で課題を受け取ることができますが、それでも教室に出向いて課題を受け取ったり、スタッフと日頃の相談をしに来る生徒もいます。オンラインを通して何気ない話をした時、生徒が少しはにかんだり、教室に通う生徒が食事中に友達と談笑していたり、そんな日常を僕は守りたいと考えます。社会的距離を保ちながら「親密」なサポートを、GVは継続していきたいと考えます。

大学受験予備校グレイトヴォヤージュ代表 大岩光昭