沖縄って子どもの貧困率が高い。と耳にする事も多くあると思います。でも実際にその実情はどうなのだろうか?そして、私たちに出来ることはないのだろうか?という疑問の元、今回も全国様々な場所で「子どもの貧困」や「教育」さらには「沖縄」に関わっている卒業生をお招きし、ディスカッション形式の授業を開催しました。その様子をご紹介していきます。前回までの特別授業の様子は下記よりご確認くださいませ。
さて、今回は前回までの授業形式から変更し、相互に話し合いながら進めていくディスカッション形式で授業を行いました。テーマは「子どもの貧困について〜私たちに出来る事とは〜」、そして今回も卒業生達がとにかく豪華。こうやって卒業した後も学生達と繋がり、授業を開催したりする場所なんて間違いなくグレイトヴォヤージュのみ。今後もグレイトヴォヤージュは全員で沖縄をもっと住みやすい場所にするために、定期的に勉強会なども開催していきますので、気になった方はぜひ気軽にお問い合わせくださいませ。
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第4弾となった今回は、エイト先輩、ハリマ先輩、ミキオ先輩といったGVの初期を知る卒業生はもちろん、GVの先生方や、全国の大学にいる卒業生、さらにはコロナ禍で留学などの予定が無くなった大学生など、バラエティー豊かな方々にご参加いただきました。全ての話題が面白すぎて、ブログにも記載したいのですが、3時間近くの会だったので、参加者から出た疑問を中心にご紹介します!!
Q1.貧困などの影響で教育を受ける事が出来ていない子ども達にどう教育を届けられるのか?私たちの取り組みをどうしたら知ってもらえるのか?
A.繋がる事は非常に難しいことの一つ。だからこそ、困っている子ども達と繋がっている人たちと繋がるのが1番良いと思う。
皆さんが出会いたい人はでは誰と繋がっていますか?例えば、生活保護を受給されている世帯なら?
このブログをご覧のみなさまもぜひ一緒に考えてみてください。
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行政のケースワーカーさん、福祉課の窓口の方と繋がっている。だから、ケースワーカさんと知り合う事が出来たら、皆さまが届けたい方々とコミュニケーションをとる事が出来、届ける事が出来るかもしれません。実際に自分たちも、年に1回ケースワーカーさんをお招きして説明会を開いて、ニーズがある方がいたら繋いで頂くという形で取り組んでいます。だからこそ、どのような方々に何を届けたいのかをしっかりと明確する事は大事だと思います。
そしてその上で、行政の方々や繋がりたい人たちと皆さん自身が信頼関係を持つ事も凄く重要!!
信頼のない不安な所に、紹介する事はないと思うので、まずは信頼関係を築く事を意識してみてください。
この質問を考える上では前提に「ケイパビリティ」の考え方があるので、ぜひ興味がある方は調べてみてください。
Q2.アウトリーチの際に断られた場合はもう手段はない?
ポンと解決できることではない。4〜5年かかる事も普通で、ちょっとずつちょっとずつ、一緒に生活が変わる伴奏が必要になってくる。
Q3.単発の食糧支援に効果はあるのか?
通常時における単発の支援について
➡︎自分はあまり意味がないなと思っています。特に直接支給の場合はあまり意味がないと思っています。それは本当に一時的なもの。恒常的に何かがよくなるわけではないと思うので、難しいなと思っています。もっと酷いのが、期待させる事。期間を決めて最初から言っておくなら良いけど、とりあえず善意で5万円あげて、また会った時に今回はないんですか?と言われて、あげれないですっていうパターン。そこには気をつけなきゃいけないと思います。
今回はコロナだから
➡︎自分は今回のコロナを災害だと捉えているんですけど、この瞬間を乗り切るために凄くエネルギーがいる。だから、この状況の中で困っている方の生活を支える事は重要。コロナの中で緊急の対策をするという事は価値がある事だと思う。でもこちらも通常時と同じで、そのサービスに依存させないという事を前提としてやる事が大切かなと思います。
などなど、普段は中々話すことのない話題を全員で話し合いました。他にも、その仕事をしようと思った理由は?支援活動を民間でしようと思ったら、その支援者からはお金を取る事ができないと思うんですけど、そのお金はどこから出てきているんですか?と大盛り上がり。こういう勉強会でGVに関わった全ての卒業生、学生との交流を通して今後も沖縄を良くしていくための環境作りに取り組んでいきます。
GVでは、その他にも総合型選抜/推薦選抜対策として他ではあまり見ることのない授業なども展開しておりますので、ぜひきになった方はお問い合わせくださいませ。
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