二次試験まで着実に日程が迫ってきておりますが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本日も金城です。
さてさて、昨年も掲載後、
反響の大きかった、
琉大英語の分析を、
再掲載しておりますので、
琉大受験の皆様は、
ぜひご利用下さいませ。
【下記にてPDFファイルを掲載しております】
2016年度 琉球大学 前期 英語<昨年比>
<全体概観>
◎試験時間:100分
・前年と同じ。
◎全体分量(昨年比):増加
・前年度の総語数(本文のみ)は2016語で、昨年の1911語から100語以上増加した。
◎全体難易(昨年比):同程度
・問題ごとに難易度の差が若干見られるが、全体的には前年並み。
◎設問形式:1長文読解 2長文読解 3適語(文)補充 4自由英作文
・大問数は昨年と同じ。設問形式には若干の変化が見られる。
<設問別分析>
◎第1問(前年比):同程度
・本文は1038語で、前年の1052語とほぼ同じ。テーマは『地球温暖化で消滅の危機にある島国』について。現代の環境問題を扱う文章に必ずと言っていいほどよく取り上げられる話題であり、とても読みやすい。前年の第1問で見られた英問英答形式が受け継がれただけでなく、日本語で答えさせる問題が完全に消えた。やや答え方に悩む設問が見られたものの、該当箇所の特定は易しい。
◎第2問(前年比):難化
・本文は770語で、昨年の692語より増加。テーマは『男女別教育の意義』について。いわゆるジェンダー論であり、第1問と同じく、現代における主要な議題の一つであるため読みやすい。英問英答の記述形式が1題あり、その他はすべて選択問題で、日本語で記述する問題はない。○×形式の内容一致問題において、前年は本文の流れに沿って答えていくことができたが、今年は順序がバラバラで、解きにくさを感じた受験生は多かったと思われる。分量も前年より増加したため、全体としてやや難化した。
◎第3問(前年比):同程度
・本文は208語で、昨年の167語より若干の増加。設問は単語補充4題と文補充2題で昨年とほぼ変わらず。補充すべき単語は4問中3問が動詞に関わるものであり、補充すべき文は2問とも疑問文で、相手の応答に対して適切な形をとる必要があった。いずれも基礎的な文法・語法の力があれば十分に対応できるという点で、難易度は昨年並である。
◎第4問(前年比):易化
・前年と同じく150語程度で賛否を問う形式。テーマは『サマータイム制』について。昨年のテーマ(原発を廃止して再生可能エネルギーを使うべきであるかどうか)よりも書きやすい。サマータイムという勤務形態そのものにはなじみが薄いかもしれないが、現状の勤務形態における一般的な問題点を挙げるのは難しくはなく、賛成論を思いつくのにそれほど苦労はしないだろう。ただし、あくまでも一時的な勤務時間の変化であって、恒常的な変化ではないという点に注意。そういう視点から反対論にもつなげていくことができるだろう。
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