ごきげんいかがでしょうか。
アドバイザーの翁長理紗です。

先日、車での移動中に、大岩先生と音楽の話になりました。二人とも、ある時点から好きな音楽が更新されなくなるという、嬉しいような悲しいような状態にあることについて妙に共感した次第です…サニーデイ・サービスとか、フィッシュマンズとか本当に良いですよね…ブランキーもミッシェルも…

そんな大岩先生と、生徒さんたちに向けて、少し私の好きな音楽について語ってみようと思います。シリーズ化するかは不明です。

音楽なんか聴いてる暇はないんですけど!というあなたも、息抜きにちょっとぐらいいいじゃない。

今回は、ラブソングについて書きます。むしろラブについてかもしれません。

先日、GVのオープンスペースである女の子が玉城陽平先生に、「『好き』ってなんですか?」と質問を投げかけていて、ひどく恥ずかしがっている先生を尻目に、私も少し考え込んでしまいました。恐らく恋愛についての質問だった。

恋って何か。愛って何か。
こんなにも身近で、これほどまでに人を悩ませる命題は他に無いのではないでしょうか。

恋するとは言っても、恋し合うとはいわない。愛は奪うものか、与えるものか。傷つけるものか、癒すものか。無償の愛か、でも愛すれば見返りを求めたくなる。人類愛とか隣人愛とか色々ある。

皆さんはどう考えるんだろう。
とても気になるので、機会があれば是非聞かせてもらいたいです。

以前、三島由紀夫の「白鳥」という短編小説を読んだことがあります。
乗馬倶楽部で白鳥という名の白い馬を介し、若い男女の恋愛にまつわる微妙な関係性を描いた小説だったと思う。詳しくは実際に読んでみてください。

私はその中の一節がとても好きなんです。

「何か大事なものを彼にあずけてしまったような甘い虚しさを感じた」(本文引用)

甘い虚しさ。私にとって、恋愛って、好きって、こんな感覚。

一見すると「甘さ」と「虚しさ」とは矛盾をしているようですが、その矛盾こそが本質をよく言い表しているようにも思えます。

シェークスピアはかつて「愛とは煙のようなものである。それはため息でできている。」と言った。
三島由紀夫の表現は、それにとてもよく似ていると私は思う。

愛とは幻である。なぜなら、愛はどれだけ確認しても確認し切れないものであるからだ。しかし、愛は単なる虚構ではない。とっても優しい嘘だ。切ないです。

ああ、そういえば音楽の話でしたよね。

話を元に戻して、最近そんな私の頭の中によく流れているラブソングは、星野源さんの「くだらないの中に」です。穏やかな歌です。ちなみに結構新しめのやつですよ。と思って調べたらおよそ2年前のリリースでした…

YouTube公式チャンネルからライブツアー“YELLOW VOYAGE” (なんの因果か)の映像が見られますよ。恋ダンスで有名だけど、ちゃんと曲を聴いてみると凄いです。

皆さんもお時間のあるときに、是非視聴してみてください。

他にオススメの曲、ありますかねぇ…
何かあれば私にも教えてください。

翁長 理紗