Q.大学生活はどうですか?

最初は友達ができるか不安でした。でも、実際に入学してみると、みんないい人ばかりで、結構友達もできました。勉強面では、まだ専門科目は始まっていませんが、高校生物の延長線上のような内容をやっています。最近、医学科らしさを感じたのは、解剖学の授業のオリエンテーションです。検体との向き合い方など、倫理的な面での講義を受けて、医学生になったんだなと実感しました。

 

 

Q.GVに通い始めたきっかけは?

中学3年生から既卒まで、5年間GVに通いました。きっかけは学校の先生の紹介です。元々医学科を目指していて、その先生に相談したところGVを勧めてもらいました。最初は親からのススメで医者になりたいと思っていましたが、今では沖縄への恩返しや、お世話になった人たちを助けたいという思いが強くなっています。

 

Q.中学3年生:遊びと勉強の狭間で

僕が人生で1番遊んだ時期です。本当にその頃の僕はめちゃくちゃうるさかったんで、GVの方々には迷惑をかけたなって思います。最初に入った時は、もう、クソガキで、本当に迷惑かけていたと思います。勉強面では、陽平先生が色々と工夫してくれてやる気を引き出してくれていました。中学3年生から沖縄尚学は数IAが始まっていたので、「この中3の何もしてない時期にいい感じに仕上げられたら、お前ら来年模試でえぐいことになるぞ。 なりたくない?」って言われて、「なりたいっす」みたいなやりとりがありました。そのお陰で、標準問題精講とかレベルの高いやつをしていたんですけど、自分はあまりしてなかったですw一方で、一緒に通っていた友達は陽平先生とコツコツ進めていて、着々と力を伸ばしていました。

 

 

Q.高校1年生:コロナ禍での苦戦

高校1年生はコロナが流行ってきて、家にいる機会が多くなりました。そうすると、塾や学校にいる時と違って色んな事を自己管理しないといけないんですけど、全然出来ませんでした。我慢できずに、ずっとスマホを触っちゃったりして、授業は進んでいって、数IIBが始まっていたんですけど、それにもついていけなくなっていました。ただ、良かったことは高校1年生から與那城先生の授業を受けていた事です。友人は、先生がいった事を全部復習して吸収していたんですけど、一方で自分は授業を聞いているふりしかしていなかったです。やっていたことは、汚い字で板書して、後から読めないみたいな感じでしたwだから、当然友人はめちゃくちゃ成績が上がっていき、更にオンラインだから自分のペースで勉強もできるので、着々と成績を伸ばしていました。自分は勉強していないんで、その差は中学3年生以上にめっちゃ開いていた感じです。

 

 

Q.高校2年生:危機感からの奮起

高校2年生は、最初の転機になった学年です。高校2年生になった時に最難関クラスから成績が悪すぎて、1個下のクラスに落ちました。実は、落ちる前までは成績はあまり良くなかったんですけど、「まぁ最難関クラスに残れるだろう」と思っていました。クラスで4人位しか落ちないので、それはないだろと思っていたら落ちていました。最後の模試でラッキーパンチが当たって盛り返したんで、これは大丈夫だろうと思っていたら、ちょっと自分でもビックリでした。それで、悔しくて流石に頑張ろうと思って頑張り始めました。

 

もう一つ、よく覚えているのが高校1年生から與那城先生に見てもらっていたんですけど、あまりにも成績が伸びなかったので、「お前全然聞いていないだろ?」という事がバレて「お前やんないとマジで追い出すぞ」って本気で言われた事です。流石に與那城先生に言われて危機感が強くなりました。

 

 

Q.高校3年生:本格的な受験準備

高校3年生は2回目の転機でした。受験に向けた授業も本格的になってきた中で、夏休み前の面談で大岩先生に「お前今のままならやばいぞ」と言われて、学校の面談でも「これはちょっと医学科は難しい」みたいな雰囲気を感じました。「いやそれでも自分はいける、だから頑張るしかない」と、もっと真剣に勉強するようになりました。そこから物理もエッセンスを夏休みの間は必死に頑張って、物理、化学、数学、英語と、ある程度できる科目が増えて、ちょっとずつ形になってきました。でも、それだけではまだまだ足りなかったので、もっと頑張るようになりました。今振り返ると、高1からGVに通い先生方がずっと色々と伝えてくれていたおかげで、インプットしようとしたら色々と吸収しやすかったなと感じています。

 

そして、最終的にはこの頑張りが良い感じに作用して、それまでの模試で620点くらいだったのが、100点くらい伸びて、710点を超えるくらいの点数になっていよいよ医学科合格が見えてきて、自分でもいけんじゃね?みたいになっていました。

 

だけど、ここからが自分の爪の甘さなんですけど、二次対策期間中に韓国のアイドルオーディション番組にハマっちゃったことと、体調不良も重なって、まずい状況になりました。そしてもう一つは、ヤバい(頑張らなきゃいけない)教科は数学と英語だと自分では思っていたんですけど、実際琉球大学の試験を受けてみると数学はそこそこ取れたんですけど、英語の英作文があまり振るわず、1番酷かったのが化学でとんでもないやらかしをしてしまって4割くらいしか取れませんでした。それで落ちた感じです。

 

でも、合格発表の前までは、謎の自信を持っていて「受かったんちゃうか?」ってみんなに言っていました。でいざ結果発表を見てみると不合格だったんで、普通に番号がなくて、ミスった〜と思っていたら受かっていると思っている友達から、期待に満ちた声で「どうだった〜」って聞かれました。「落ちたわ」って答えると、「エッうそ?嘘ついてる?」って言われて、「いや本当に落ちた」ってやりとりが気まずすぎました。

 

でもそれ以上に、それまでも色んな事はあったけど、「いや大丈夫自分は最終的には合格する!」ってのが自分の心の支えになっていました。それが不合格で無くなった時に本当にやばいってなって、すぐに次に向けた受験勉強を始めました。

 

 

Q.浪人生活:失敗からの学び、努力の結実

浪人生活は、改めて自分の将来と向き合えた期間でもあります。中学3年生の当時は医師になりたいという思いはあったものの、なぜなのか言語化出来ずに目指してきました。それが浪人生活の中で自分と向き合うことによって、周りの人に、なんか返したいという気持ちに気づき、言語化できるようになりました。そうやって思うようになったのは、浪人している中で、親とかに助けてもらったり、GVの近くを散歩しているときに声をかけてくれる方がいて、社会の中で生活していると実感し、このあったかい気持ちを大事にしたいという思いが、僕が医者になりたいなと思っていたことで、やっぱ医者になりたいっていう思いを強くしました。浪人生活は最後まで欲望に負けず頑張れました。

 

 

Q.陽平先生(推薦/総合型)担当のオススメは?

陽平先生からは自己管理の重要性を体験的に学びました(本当に色々と工夫してくれていました)。浪人時代には陽平先生から低学年で学んだ「徹底的にやり抜く」姿勢が、困難を乗り越える力になったと感じています。先生が企画する様々なイベントは僕に刺激を与え、「何かを成し遂げる」という強い思いを育ててくれました。この姿勢は受験勉強だけでなく、将来の人生においても重要な財産になると確信しています。

 

 

Q.塩谷先生(理科全般)担当のオススメは?

塩谷先生は、基礎を徹底的に教えてくれました。「やればいいじゃん」「やれよ」という独特の雰囲気で、私たちを奮い立たせてくれました。塩谷先生が目の前で演習問題を解くスピードがあまりにも早すぎて(自分達の半分くらいのスピード)毎回刺激を受け、「なんで現役の受験生である自分達よりも早いんだろう?絶対先生に勝つ」という強い思いで授業を受けていました。また、塩谷先生の指導方法は基礎から難関大学受験者まで、誰もが成績をあげることが出来るという幅の広い指導法に特徴があります。生徒との距離が近く、質問しやすい雰囲気で、定義を徹底的に覚えさせて授業に参加した人一人ひとりのインプット、アウトプットを繰り返してくれて「分かったつもり」で終わらせないので、本当に全員が成績アップが出来ると思います。

 

 

Q.與那城先生(英語)担当のオススメは?

與那城先生の授業は、徹底的に考え抜かれた内容が特徴です。大学に入ってから、與那城先生の教えてくれた英語が受験英語に留まらず、実用的で長く使えるものだったことに気づきました。授業は能動的に学べる楽しい構成で、文法を「やらされる」のではなく、自ら学びたくなる工夫がいっぱいあって、先生の授業は本当に楽しいです。また、頻出テーマや重要な語法を効果的に定着するように教えてくれるので、正直先生の授業を復習するだけで英語の成績をあげることが出来ます。

 

與那城先生は滅多に褒めない厳しい面もありますが、だからこそ褒められたときの喜びは大きく、授業中に的確に答えられて「お、やるやん」と言われたときに、嬉しさで涙が出そうになったことを覚えています。

 

 

Q.砂川先生(数学/物理)担当のオススメは?

砂川先生の物理の指導は、導出を重視したアプローチが特徴的でした。物理現象の仕組みを式で評価する能力を育てることに力を入れており、この方法は特に共通テストなどの応用問題を解く力につながりました。共通テストは今までの考えを結びつけて、それを組み合わせて新しいものを作るみたいな感覚があると思うんですけど、どういう仕組みで単振動が起こるんだろう?どういう仕組みでこの物理現象が起こるんだろうってなった際に先生はそれをできるようにいつも授業してくれていたので、そこがめっちゃおすすめです。砂川先生の授業で学んだ「導出」の考え方が、新しい問題に直面したときの解決力になったと実感しています。基礎から応用まで幅広く対応できる教え方は、とっても良かったです。

 

 

Q.大岩先生(国語/社会全般)担当のオススメは?

大岩先生は幅広い知識を持ち、常に自分達に考えるきっかけを与えてくれました。社会問題や現代の課題について深い理解があり、国語と社会の教科間を飛び越えながらも繋がりを重視した指導をしてくれました。大岩先生の授業で学んだ社会問題への洞察が、医学部の面接でも役立ちました。特に医学部志望者である私にとっては、「医師になりたい」という思いを効果的に表現する方法を丁寧に指導してくれたから、面接でも良い結果が残せたと思います。

 

 

Q.GVはどんな場所でしたか?

GVは、先生と生徒の距離が近いことが大きな特徴です。魅力的な先生が多く、個別の相談や支援を受けやすい環境が整っていました。勉強で行き詰まったときには先生に相談し、的確なアドバイスを得て困難を乗り越える事もできました。先生方と共に頑張る関係性を築けたことで、受験後の人生にも活きる貴重な経験となりました。

 

ただし、私自身、プライドが高く、なかなか助けを求められない時期もありました。「もっと早く相談すればよかった」と今では反省しています。これからGVに入塾する人は、早い段階から積極的に先生方に相談し、サポートしてもらうのもオススメです。

 

GVの講師陣との関わりは、単なる受験対策にとどまらず、僕の人生の貴重な経験となり、将来の成長につながる可能性を感じています。熱意ある先生方と共に同じ方向を向き戦い、学び、成長することで、受験という大きな挑戦を乗り越える力が培われました。これからGVで学ぶ人たちにも、この素晴らしい環境と先生方との出会いを最大限に活かしてほしいと思います。本当にGVの一緒に戦ってくれるあの熱量が自分は好きです。