Q.合格発表の瞬間、何を感じましたか?

合格発表当日、9時前からパソコンの前でスタンバイ。試験を受けたときから手応えを感じていました。特に、自分の得意な分野の小論文が出題された瞬間、「アッ!これはいける」と確信しました。いざマイページを開くと、小さく「合格」の文字が!その瞬間、「おっ、受かった」と静かに喜びをかみしめ、まずは愛猫に報告。しかし猫はまったく関心を示さず夢の中でぐっすり…。その後、家族にも報告しました。

 

 

Q.高校生活と進路選択のターニングポイント

高校ではボランティア部と軽音楽部に所属していました。ボランティア部では週1回学校で集まり、外部から依頼された活動に参加していました。例えば、地域の社会福祉協議会(社協)から案内されるボランティアに取り組むなど、積極的に活動を行っていました。一方で軽音楽部は自主性が重視されており、自分たちで練習時間や場所を確保し、ライブもすべて自分たちで企画するなど、主体的な活動が求められる環境でした。

 

高3の夏休み前に部活動を引退しましたが、それまでは部活やボランティアを優先していました。勉強は定期テストの前に部活動が休みになる期間を利用して取り組む程度で、平均点以上を目指していました。本格的に受験勉強を始めたのは部活を引退した後からです。 進路については、特に深く考えることなく県内大学と定めていました。しかし、高校3年生になると、「自分の本当に行きたい大学を選びなさい」と背中を押され、、進路について改めて真剣に考え始めました。その際、先輩から東洋大学を勧められたことをきっかけに大学について調べる中で、自分の興味や将来の目標に合致していると感じ、東洋大学を志望校に選びました。

 

 

Q.塾選びの決め手は?

GVに入ったのは高校3年生の5月です。首里にはたくさん予備校がありますが、どこにするか迷っていた時に幼馴染に「塾探してる」と相談しました。その際、「先生が良いから一緒に行こう」と誘われたのがきっかけでした。他の塾もいくつか体験しましたが、集団授業が自分には合っていると感じたことと、周りの受験生と切磋琢磨できる環境が魅力でした。また、GVでは様々な授業のスタイルで学べる点が特徴的で、自分に合った方法で力を伸ばせると感じたため、GVを選びました。

 

 

Q.GVの推薦対策が進路を切り開いた!

入塾後、すぐに推薦対策講座が始まりました。授業では志望理由書の書き方や構成について学びましたが、最初は何を書けばいいのか分からず、戸惑うことも多かったです。自分なりに調べながら書き進めるうちに、授業で学んだ構成や考え方をもとに、将来の目標や大学でやりたいことを明確にしていきました。
 
その過程で、自分の経験を振り返る中で、ボランティア部での活動が特に大きな影響を与えていることに気づきました。これをきっかけに福祉に関心を持ち、精神保健福祉士として地域で孤立する精神障害を持つ人々を支え、支え合う社会を作りたいと考えるようになりました。
 
もともと福祉にあまり興味はありませんでしたが、先生方との相談やアドバイスを受けながら、自分がどの分野に関わりたいかを具体的に考え、精神保健福祉という目標に絞ることができました。これにより、自分の将来像がはっきりし、推薦対策が自分自身を深く見つめ直す貴重な時間となりました。

 

 

Q.先生たちの指導が成長を後押し(田名先生について)

田名先生には主に志望理由書の書き方や表現方法について指導していただきました。最初は何をどう書けば良いのかまったく分からない状態でしたが、授業の中で「この表現は避けた方がいい」「こういう内容を入れると大学側に魅力的だと感じてもらえる」といった具体的なアドバイスをもらい、構成の組み立て方も教えていただきました。

 

授業が終わるたびに志望理由書を書き直し、すぐに提出するというサイクルを繰り返していく中で、書き方や表現がどんどん洗練されていきました。田名先生の指導を通じて、志望理由書の完成度を高めるだけでなく、自分の考えを整理し、より具体的に表現する力も身につけることができました。

 

 

Q.先生たちの指導が成長を後押し(玉城先生について)

玉城先生との関わりでは、まず福祉について1から教えていただきました。福祉にはどんな種類があり、どのような分野や立場があるのかを丁寧に説明してもらい、自分がどの分野に興味があるのかを見つけるサポートをしていただきました。興味を持った分野について具体的な本やサイト、活動を提案してもらい、それらを通じて自分の関心を深め、志望理由に落とし込んでいくことができました。
 
福祉はとても幅広い分野で、子どもの福祉、高齢者の福祉、地域全体の福祉、などさまざまですが、玉城先生はそれぞれを的確に説明し、わかりやすく砕いて教えてくれたため、物知りで頼りになる先生だと感じました。
 
また、最初は自分が何に興味があるのかもよく分からなかったのですが、玉城先生が「これがいいんじゃない?」と具体的に提案してくれることで、徐々に自分の将来像が明確になり、最終的に精神保健福祉という目標にたどり着くことができました。漠然としていた夢や将来を具体化する手助けをしていただいたことで、大きな一歩を踏み出せたと感じています。

 

 

Q先生たちの指導が成長を後押し(義村先生について)

小論文対策では義村先生に指導していただきました。構成についてはある程度理解できていると言われましたが、言葉遣いや文末表現に課題があり、「この表現はこう直した方が良い」「この部分はもっと別の言い方に変えた方が良い」といった細かい指摘を受けて改善を重ねました。また、同じ内容を繰り返してしまう癖も指摘され、どう具体的に書き直すかを丁寧に教えていただきました。

 

義村先生は小論文で扱うテーマの幅広さを考慮し、いろいろな課題を探して提供してくれました。福祉分野は特に範囲が広く、毎年異なるお題が出されるため、さまざまなテーマに対応できる準備が必要でした。そのため、自分専用の「ネタ帳」を作り、社会問題や自分の経験をまとめておくアドバイスをいただきました。このネタ帳を活用して、どのような問題が出ても対応できるよう練習を重ねました。

 

夏休み中はほぼ毎日課題に取り組み、1つの問題について書いては添削を受け、さらに書き直して再提出するというサイクルを繰り返しました。この反復作業を通じて、表現力や文末の工夫が向上し、自分の考えをより明確に伝えられるようになりました。

 

義村先生の指導は、技術的なスキルの向上だけでなく、自分の考えを深め、表現する力を身につける貴重な時間でした。本番では得意な分野の問題が出た際に、準備したネタを活かして自信を持って書くことができました。

 

 

Q.これやってよかった!と感じたこと

受験生活で1番やってよかったと感じるのは、ボランティア活動と、自分の興味のある分野をひたすら調べてまとめることです。調べてまとめる作業を通じて、自分の興味や関心が明確になり、自分自身と向き合う力がつきました。また、得た知識が自信につながり、将来について考えることの助けにもなりました。

 

勉強が忙しい中でも、自分の将来について考えることを後回しにせず、逃げないで向き合えたのは大変でしたが、とても意義のある時間だったと感じています。この取り組みが自分を成長させ、目標を明確にするきっかけになったと思います。

 

 

Q. これからの大学生活の楽しみ

大学生活で楽しみなのは、今まで関わったことのない新しい人たちとの出会いです。沖縄を離れた環境で、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと交流することで、自分の視野を広げたり、新しい刺激を受けたりすることを楽しみにしています。

 

 

Q. 後輩たちへのおすすめポイント

グレイトヴォヤージュ(GV)には、自分で授業を選択でき、自分次第でやりたいことに真っ直ぐ取り組める環境がありました。推薦対策に本気で取り組んでいると、先生方がしっかりサポートしてくれる点も大きな魅力でした。私は首里高校に通っていましたが、GVには首里高校以外の生徒も多く、新しい環境に少し緊張しました。しかし、そのおかげで集中して授業に取り組め、自分自身と向き合う時間をしっかり持てたことが大きなプラスになりました。また、授業中に無駄なおしゃべりなどがなく、勉強に専念できる環境だったことも、合格に向けた大きな支えとなりました。

 

後輩たちへのおすすめとしては、GVでは推薦対策が非常に充実している点です。首里エリアの塾では、映像授業中心の塾や、推薦対策があるものの志望理由書の個別指導が手薄なところもあります。その中でGVは、自分がやりたいことや将来の目標を一緒に考え、具体的なアドバイスやサポートをしてくれる点が特徴です。夢がまだ決まっていない人や、推薦を考えているけれど大学で何をしたいかが明確でない人にとって、GVはとても心強い存在になると思います。